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鬼畜と心配性とサポート役 第1章 最終話

 3人は島のことや新しい家のことなどを話しながら待っていた。


 そして、しばらく後、引き戸の前に影が現れた。
 少しガッシリしており背も高い。
 男の先生だろうか、そう3人は考えた。


 そうしていると影はこつこつと戸をノックする。
 3人は顔を見合わせた。


 すると帝は黒におまえ行け、という目線を送る。
 黒は文句は言わなかったが軽くため息をついて立ち上がった。
 そしてがらりと引き戸を開けるとそこにはやはり一人の男が立っていた。


「ど、どうぞ。」
 黒が戸のわきによけると男は何もいわず中へと入る。
 黒はあわてて戸を閉めた。


 部屋に入ってきた男からはただならぬ気配を感じる。
 3人の力は十分強かったが、それをもってしても3人はこの人とは戦いたくないと思った。
 男は赤いくもの巣のような模様が入った白シャツと、同じくくもの巣のような刺繍が施された真っ黒なジーパンをはき、顔には紫色のレンズのサングラスをかけていた。
 髪は黒く無造作、サングラスのせいで目は見えないが、顔も整っているようだ。


「・・・あなたが・・・先生・・・?」
 恐る恐る黒が口を開いた。
 だが先生にしてはどう見ても若すぎる。
 だが生徒というには大人っぽい。


「・・・俺は先生じゃない。」
 男は低い声音で答えた。


「じゃぁ、誰だ?」
 有栖は眉間にしわを寄せ身構えた。


「俺はただ校長からの“依頼”を伝えに来ただけだ。名乗る必要はない。」
 男はそういうとサングラスを少しずらし、3人を見下ろした。
 と、一瞬だけ3人の目に男の目が映る。


「目が・・・赤い・・・!?」
 有栖は小さく声を漏らした。
 有栖が言ったとおり彼の瞳は赤。
 生まれつき、はたまたカラコンかはわからないが、彼のなんともいえぬ雰囲気を盛り上げるのはこの眼のせいもある気がした。


「・・・生徒会への最初の依頼は「不良グループの制圧」だ。」
「ハ・・・?」
 帝は優等生ぶるのも忘れ素で返した。
 だが表向きは迷惑そうでも、内心思いっきり暴れることができると喜んでいる帝である。


「役員になったからには断ることはできないからな。」
 男はそう言うと依頼について話し始めた。
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