スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

鬼畜と心配性とサポート役 第2章 2話

自然公園に行く途中、ふと有栖の後ろを歩いていた帝が立ち止まった。


「?なんだ、どうした?帝・・・って、おい?!」
 怪訝そうに有栖が振り返ったときには、もう帝は来た道を引き返していた。


「待て、帝!!どこ行くんだよっ!」
「帝?!」
 あわてて有栖と黒が後を追う。
 無視してすたすたと歩く帝。


「おいっ、帝!!」
 有栖の手が肩にかかって、やっと帝が振り返る。
 とても面倒くさそうに。


「んだよ。離せよ。」
「んだよ、じゃねぇだろーが!!なに一人ですたすた戻ってんだよっ!」
 有栖がかみつくように言うと、黒もうなずく。


「何か気になることでもあったの?」
 そう聞いてきた黒に帝は、
「さっきの赤眼ヤローのこと、ちょっと気になったんだよ。」
 と、要点には変わりないが、どこか質問とは合っていない答えを返して、また歩き出す。


「いやその答えおかしいから!質問に合ってねーって!!」
 なおも言う有栖に帝は、
「うるせぇ。黙って俺についてくりゃいいんだよ。」
 と、とても俺サマなことを吐きすてた。
 もう立ち止まりもしない。


「なっ・・・・・うるさいって、おまえなぁ・・・っうわ?!」
「きゃぁっ?!」
 ふわり、と黒と有栖の体が宙に浮く。
 それも2,30センチではなく、2,3メートルもだ。


 力を使ったのは有栖でも黒でもない。
「だりーな・・・。」
 つぶやいて帝が指を鳴らす。


 パチンと言う音が消えるより早く、帝達の周りがぐにゃりと歪む。
 うるさい有栖にイラついたのか、歩くのが面倒になったのかはわからないが、帝は空間を湾曲させ、空間移動、もしくはワープをやろうとしている。


 いきなり体が浮かび、軽い混乱の中にある有栖は、咄嗟に叫んだ。
「どこ行くんだよっ?!」
「学校。」
 簡潔に答えた帝の声を最後に、3人の姿はプツリと消えた。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

yamattulann

Author:yamattulann
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。