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RAINBOW STORY - 73 Symptom of something -

「いやぁ……食った食った!」
「ほんとおいしかった~」
 私はバロンの作ってくれた高級食材ディナーフルコースをこれでもかと堪能した。
 フレアなんか見たこともないくらい大食いで目を見張ったっけ。


 あ、それでさっきのクラーケンの話題だけど、考えたところで何も分からないだろうということで、落ち着いた。
 それに実際被害とかはなかったわけだし、気にしないのが一番でしょ。


「それでは皆さん。明日に備えて早めに寝た方がいいですよ。片付けは僕に任せて、皆さんは早めに休んでおいてください」
 そうだ、バロンは明日の冒険にはついてこないんだよね。
 まぁ、彼は冒険者でもなんでもないから当たり前なんだけど。


「それじゃ、お言葉に甘えて」
 ブラストさんがそう言って席を立った。
 他の人もみんな席を立つ。


「それじゃ私も」
 私も席を立ち、自分に割り振られた部屋へと戻った。
 お風呂に入って早めに寝ることにしよっかな!


   :

「ふぁ~……ねみぃ」
 俺は大欠伸をして、ベッドに背中から倒れこんだ。
 まだ髪が少し湿気てるけどまぁいいだろ、体は風呂に入ったおかげでちゃんと暖まってるし。
 

 そんな事を考えつつ、もうベッドに入ろうかとむくりと起き上がった時だった。
「くっ!?」
 突然体全体が大きく脈打った。
 もう少しで、詰め込めるだけ詰め込んだ胃から食ったもんが逆流しそうになったが、何とか抑える。

「なんだ!?」
 異変は一度だけで収まり、体は何事もなかったかのようにじっとしている。

 そうだ、これは確か学校が襲われたあの日の夜にも起きた。
 なんていうか、こう、眠っていた力が目覚めようとしているように感じる。
 今なら自分の中の力を全て引き出せるような……そんな感じ。
 まぁ、まだこの感じは漠然としていてはっきりとはしないんだけどな。

 俺の中の力……眠っていた才能みたいなもの?
 もしかして俺すげーパワーアップするんじゃないのか?
 そう考えるとなんだかわくわくしてきた。

 だがしばらく待っても相変わらず異変は起こらない。
 仕方ない、もう寝た方がいいだろう。
 俺は布団に潜り込むと、目を閉じた。

>74話へ

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