スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Another fantasy ?6?

 店は不況のわりに繁盛していた。
 席はすぐに満席になり、依頼を書いた書類を持ってくる人、情報屋なんかも多い。


 店は夜更けまで営業するらしく、僕ら冒険者グループのメンバーは早々に引き上げることにして、今僕はベッドの中だ。


 店で出された夕食はどれも絶品で、レストランとしてもやっていけるような腕前だった。
 実際ここに夕食をとるためだけに来る客も少なくないとか。


 そして店の中では不思議と会話が弾んだんだ。
 僕はリクやクイットにこれまでどんな仕事をしてきたのか、とかいろんなことを聞いた。


 そして明日の仕事もその時決めたんだ。
 僕がなれない環境、メンバーで冒険に出るという点を考慮してか、近場の小さな洞窟へ出向くことに。


 その洞窟には最近カサカサという何かが動き回る音が響き、その洞窟の中に生えるきのこや薬草を採りに来た人たちが怖がっているらしい。
 それで洞窟内に入り、何がいるのか確かめてきてほしいとのこと。
 モンスターならできれば退治してもらいたいということだ。


 一応調査だけの仕事だし、リクたちの話によるとその洞窟は一本道で分かれ道なんてなく単純なものらしくて、かなり簡単な仕事だそうだ。
 モンスター退治までするとなったら荷が重いが、モンスターと遭遇したら逃げても構わないとのこと。
 それにモンスターが出るとしても虫が大きくなったような(ちょっと気持ち悪いけど)ザコモンスターばかりらしい。
 それなら僕でも何とかできるだろう。


 早速明日の朝出発とのことだ。
 さぁ、早く寝て明日に備えることにしよう。


                                :


 朝クイットやリクと一緒に階下に下りると朝食をとっているウィルスがいた。


「やぁ、ケイ、おはよう。早速冒険か。しっかり食べていきなよ。」
 そういうウィルスもアーマーを着込み剣を下げ、パンパンに膨らんだ鞄を足元に置いている。


「また、出かけるんですか?」
 クイットが聞いた。
 ウィルスと話すときは彼女は敬語になるらしい。
 まぁ僕もそうだけど。
 リクはというと黙ったまま何も話さなかった。


「あぁ。これから僕は僕のほうでまた冒険だ。あ、それと昨日はいい人材がいなかった。まぁ一人仲間が増えればそれで十分だろう。」
 ウィルスは僕のほうを見てにっこりと微笑む。
 そして彼は朝食を食べ終えると、鞄を肩にかけ、すぐに建物から出て行った。


「・・・あの人は一体何してるの?」
 僕がクイットとリクに聞いたが二人とも首を振った。


「俺はアイツが何してるかは知らねー。だがな、一つ言えるのは、ウィルスのヤローは相当つえぇ。しかも、同じ、それかそれ以上の力を持った4人の仲間と行動してるって話だ。その4人のうち一人とは会ったことあるが、何つーか、オーラが違うっていうか。うまくは言えねーけど、俺たちはその人たちの足元にもおよばねぇってことだ。」
 昨日なんか話している間中ヘラヘラとしていたリクだったけどその時はかなり真剣な顔をしていた。
 


 ・・・いつの日かウィルスの戦う姿を見たい。
 そう思う僕だったけどそこまでたどり着くにはずっと時間がかかる気がした。


「ま、なんかしんみりしちまったな。はえーとこ飯食って出ようぜ。」
 リクは言うとカウンターに待機していた男の人に朝食を頼んだ。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

yamattulann

Author:yamattulann
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。