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Another fantasy ?7?

「ここか。」
 あまり多くない荷物片手に町を出て小1時間。
 町の外の草原を抜け、僕らは洞窟前へとついた。
 洞窟前まで道はきちんと舗装されており、人がよく訪れる場所だということが伺える。


「音は・・・しないね。」
 片手に対虫型モンスター用殺虫スプレーを手にしたクイットが言う。
 僕も耳を済ませてみたが例のカサカサいう音は聞こえなかった。


「まだ朝はえーから寝てんじゃねぇかぁ?」
 リクは冗談交じりに言うとさっさか中へ入っていく。
「あ!ちょっと待ってよ!」
 クイットと僕はあわてて後を追う。


 洞窟内は暗くじめじめしており、よく見えない。
「おい、ケイ、光球。」
 リクが言い、僕は手を合わせふわりと離した。
 小さな光の球が生まれる。


 僕はそれを3つ作り、それぞれの頭上に浮かべた。
 おかげで結構明るくなり、辺りを楽に見渡すことができるようになる。


「さすが、魔法使えるやつは違うな。クイットはこの光球出すの苦手でいっつもまいってたんだわ。」
「うっさい!私は精霊使いなの!精霊魔法がうまく使えればそれでいいんだから!」
 クイットはリクに食って掛かる。


 そうなのだ、クイットは精霊使いだったんだ。
 これも昨日バーで夕食をとりながら聞いたんだけどね。


 精霊使いになるには精霊文字の縫いつけられた腰巻、そしてウサギの耳、それから精霊石と呼ばれる精霊の力が宿った石3種類以上が必要とのこと。
 これを身につければ精霊の力を操れるようになるという恩恵が受けられる。
 といっても才能とかの問題があり、才能のある人は水や火なんかの強そうな精霊が数対操れるらしいけれど、才能のない人は泥の精霊とかいう微妙な精霊を少ししか操れないらしい。


 それで精霊の形には大まかに2種類あり、火の精霊を例として出すと、1つは火そのもののような見た目をしていて、比較的力の強いタイプ。
もう1つは人型など生き物の形をしており、会話や意思疎通のできるタイプ。
 つまり火の精霊で言うと火をモチーフとした人や獣のようなものを呼び出せるらしい。


「でもよ、こいつったら微妙な精霊しか呼び出せねえんでやんの。しかもこいつの言うことまったく聞かねえんだぜ?まぁ一応光の精霊はちゃんと使えるんだけどな。」
 と昨日リクが言っていた。
 クイットが使えるのは光の精霊、そしてもう一つは始まりの精霊と名乗るよくわからないヤツらしい。
 クイットが使う精霊はどちらも人型で、会話ができるから比較液扱いやすくはあるらしいけどクイットの魔法の腕はあまりよろしくないようだ。


「ったく!そんなこと言ってる場合じゃない!早く行こ!」
 クイットはリクを突き飛ばすと僕の腕をつかんでぐんぐんと先へ進んでいく。
「お?い、待てよ?。」
 そう言って駆け寄ってきたリクだが急にクイットが立ち止まったせいで思わずこけそうになった。
「何だ?急に止まんなよ。」
 そうむっとした声を上げたリクだが僕らの目の前の光景を見て、目を瞬いた。


 僕らの前には本来の道であろう道が真っ直ぐに続いていたが、壁にぼこぼこと穴がいくつもできていたのだ。
「なんだぁ?この穴。もしかしてあの変な音が関係してるってのか?」
 さすがシーフというべきかリクは早速穴を点検しに行った。
「う?ん、まだぽろぽろ崩れてるから最近できたもんじゃねぇかな。これは面倒なことになってきたぜぇ。」
 いくつか穴をチェックしながらそう言ったリクだが急に動きを止めた。


「おい、ちょっと静かにしてろよ。」
 僕はそう言われ思わず息を止めた。
 するとどこか遠くからたくさんのものが動き回るようなカサカサという音が聞こえた。
 僕らは瞬時に青ざめる。


「お、おい、これヤベェかもしれねぇ。今の音からすると結構な数だ。」
「で、でも音の正体が何か確かめてこないといけないんでしょ?」
 リクとクイットがこそこそと言う。


「とりあえずは一番奥まで言ってみようぜ。」
 リクが提案し、僕らはとりあえず前へと進んだ。

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