スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Another fantasy ?11?

 僕は何か二人の邪魔をしてはいけない気がして、リクの横に腰を下ろす。


「ねぇ、あの人って・・・」
「アイツはクイットの連れだ。」
「連れ?」


「あぁ。うちの店のメンバーってワケじゃねーんだけどよ。いっつもクイットがモンスターに襲われたり、危険な目に会ったときにどっからか出てきて、今みてーにサーっと問題片付けちまうんだよ。でもあの二人がどういう関係なのか・・・。」
 リクはそこまで言って首を振った。


「あいつほんとに無口でほぼしゃべんねぇ。愛想がねぇやつでさ、話しかけても無視する、っつーかさ、話しかける隙もねぇんだ。気づいたらいなくなっててよ。でも最近姿見なくなってたんだけどな。」
「ふ?ん。」
 僕はなにやら話しているクイットと男を見た。 
 かなり身長差があるなぁ、とか思いながら。


                               :


 男、ビシウス・ウィキッドと言う名のそいつはクイットとなにやら話した後、姿を消してしまった。
 それからクイットに男のことを聞いたけど名前を教えてくれただけで、多くは語ってくれない。
 リクも何度か男のことを聞いたことがあるけど、詳しいことを教えてくれたことはないとのこと。 
 

 唯一クイットとビシウスという男の関係を知ってそうな人物もいるそうだけど、今はまだ仕事から帰ってきていないそうだ。
 その人は近々帰ってくる予定らしいから帰って来次第リクと二人で話を聞いてみることとなった。
 

 そして今僕らは出口に向かって洞窟内を歩いている。
「・・・もう・・・何もいねぇな。」
 リクが口を開いた。

「そう・・・だね。」
 僕は返事を返しながら地面を見ないように前方を見やる。
 すると出口らしき光が見えた。

「クイット、もう少しで出口だよ。」
 僕はリクの腕につかまっているクイットの顔を見た。
 彼女はまだ固く目をつむっている。

 というのも今地面にはあわてて逃げ出して行ったのであろうGたちのちぎれた足だの羽だのが散乱していたからだ。
 クイットにまた絶叫されては困るので今は仕方なくそのような感じでクイットを引っ張っていっているわけ。

 そうして、何とか出口にたどり着いた。
 洞窟内と比べれば、外はまだ明るく、少し目がくらんだ。
 クイットも外に出たことに気づいたようで、目を開けたけれどまぶしそうにしている。

 が、目が慣れてきたとたん僕らは凍りついた。

 そう、そこには更なるGたちの残骸が残っていたのだから。
「もしかして、またビシウスのヤローが・・・?」
 リクが押し殺したような声でそう言った。


 その後クイットの絶叫が僕らの耳に突き刺さったのは言うまでもない。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

1 ■お初です!!

なんだか、一気に読み進めてしまいました(笑)!
「クイット」が魅力ですね!可愛い顔で言葉は悪い(笑)、魔法の腕はいまいちだけど精霊を呼び出す事はできる。
「ケイ」の視点でおっかなびっくりに物語られているから、読み手もそちらの視点で読み進んでいきます。
洞窟の中の無数の穴!!これは、僕はにがて!!!明るくなった瞬間、悲鳴をあげそうになったのは、「クイット」ではなく「僕」でした(笑)。だいたい「穴」だけで こんな感じだったので、「ジャイアントG」の登場はたまりません!!気持ち悪いのに、ぐいぐい引き込まれてしまいました(笑)
これも「ケイ」の、「ちょっとビビり気味」の視点で物語る手法が、効果的に効いてるんですね。
「リク」がちょっと印象が弱い気がしました。ストーリーの中で、「ケイ」に状況を説明する以外で、何かの役割を持たせてあげると、「リク」もインパクトが出るんじゃないか、とか思います。
やまっつぁんさんは中学生ですよね?すごい豊かな表現をされているな、と思いました!!

「クイット」と「ビシウス」の関係も気になる・・続きが読みたくなるストーリー展開でした!!!
ごちそうさまでした(笑)!!!

2 ■Re:お初です!!

>井川誠一さん
 コメント本当にありがとうございます!!
 私はブログ開設当初からこのようなコメントを期待していたんです!
 ブログ開設してから大体5ヶ月ほどたちました・・・。
 が、小説の感想、アドバイスを書いたコメントはほぼなし・・・。

 もうこのコメント見たときはうれしくてうれしくて。
 そもそも小説ブログのほうにはめったにコメントこないんですよ。
 きたとしてもランキングの参加のお誘いが大半・・・。
 まぁ、そのランキングにほいほい喜んで参加するのが私なんですけどね。

 そうですか、おもしろいですか!!
 もう私パソコン画面の前一人ニヤニヤ笑いが止まりません!
 なんかファンレターをもらった作家さんの気持ちってこんなんなんだろうか、とかいろんな考えが頭をよぎり、こういう読者さんからの言葉が小説を書く動力源になるんだなぁ、とひしひしと感じております!
 よし続き書くぞぉぉ!!

 あ、そうそう、「リク」は確かに説明ばっかりでしたね。
 「リク」というのは私が大好きなキャラの共通点を寄せ集めて作ったキャラクターでして、これからバンバン登場させていきたいと思っています。

 さて、今後Another fantasyには多数の仲間たちが新たに登場しまくる予定です。
 できるだけあんまり新キャラを増やしまくらないようにがんばっていますがどうなることやら・・・。
 
 長々と書きましたがとにかくいただいたコメントを動力源に書き進めていきたいと思います!

3 ■無題

井川誠一さんに続いて私もコメントします!!
実は私、久しぶりにファンタジーを読みました。私たちが住んでいる世界では到底できなそうな冒険があって、人々があって、魔法があって・・・・・・新しいケイたちのすむ世界に引きずられていきましたよ。ファンタジーってやっぱこういうところがいいよなぁって感じで読ませてもらいました。

フローラみたいな子に近づきたいはずなのにケイの現実は厳しいですね(笑)まぁ、そこがらしいといえばらしいです。
これから少しでもいい思いができればいいですね??。クイットがそのへんはゆるさなそうだけど。。。

リクはこれからのキャラの出し方によっては萌えを感じる・・・・・・(←何言っているのでしょう)魅力的なキャラになりそう。活躍が楽しみです!!意外とツンデレさんになりそうな気がする・・・・・・(本当に勝手なイメージです)

これからもがんばってください!!

4 ■Re:無題

>かりんさん
 
 わぁぁ!!
 ありがとうございますぅぅ!!
 ほんとこういうコメントがどれだけ励みになることか!!
 
 これからも幸運な用で不運なケイと、その仲間たちをよろしくお願いします!
 これからもこういったコメントを励みにゆるゆるとがんばっていきたいと思います!!
 
 ちなみにリクはもう少し説明役をやってもらうことになりそうです。
 待ってろ、もう少しで自由にしてやるからな!みたいな感じで今話を進めてます。

 そして気が向いたらまたコメントお願いしますね!
 まぁ、こちらはしばらくしたらテストという壁が立ちはだかってファンタジーの世界への入り口が閉ざされる可能性もあるんですけどね・・・。
 
プロフィール

yamattulann

Author:yamattulann
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。