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Another fantasy ? 17 ?

「待て、コラ!」
 ブレイズの怒鳴り声が後ろから聞こえたけど、さすがシーフ。
 リクの足の速いこと速いこと。
 ブレイズもヴィクマー族だから足は速いのだろうけどこちらは足が速いだけじゃなく身軽だから、軽いフットワークでどんどん走る。
 僕が多少は足を引っ張っているようだけど、あっという間にリクは2階の廊下を走り抜け、1階に下りた。


 そして、軽くジャンプし、カウンターを飛び越えると、カウンターの影にリクは身を潜める。
 そんなリクとどうしようかあわてる僕を見てフローラが目を丸くした。
 辺りを見るとクイットとキトンの姿はなく、今はカウンターにフローラが待機しているのみのようで、ほかに人の姿はない。


 僕はフローラにすまないと思いながら頭を下げると、カウンターを乗り越え、リクの隣に隠れた。


 と、同時に階段の方からドドドドという地響きのような足音が。
 どうやらブレイズが2階から降りてきたようである。


「あ、フローラ!リクともう一人ケイってのがここにこなかったか?」
 息遣い荒くそう質問するブレイズの声。
 ちらりとフローラの方を見ると、彼女もこちらの方を困ったような顔をしてちらりと見た。


 僕とリクは一生懸命顔の前で手を振ったりバツ印を作る。
 それでフローラは何か事情があると察してくれたのか、
「さっき、あわてた様子で外に出て行きましたよ?」
 と言ってくれた。


「そっか、さんきゅ。」
 そして遠ざかっていく足音。
「ちっくしょ、あいつらぁ!!」
 最後に聞こえたブレイズの声は、多少の弁解では許してもらえない雰囲気があった。


 どっと出るため息。
「はぁ、助かった。ありがとな、フローラ。」
「どういたしまして・・・。それよりブレイズ相当怒っていましたけど何をやったんですか?」
 やはりここは説明をしておくべきか。


 というわけでさっきブレイズの部屋で起こしてしまったことを僕らは手短に話した。


 すると、そこへいきなり
「あれ?何でリクたちがカウンターにいんの??」
 と声がした。


 僕とリクは各自悲鳴のような声を上げ、カウンターへ隠れる。
 が、今の声そう考えてもブレイズではない。
 さっきのはキトンの声だ。


「お、おい!びっくりさせんなよ!」
「な、何?こっちだって何で二人がそっち側にいるのかびっくりだよ!」
 キトンはカウンターを挟み僕らをしげしげと見た。


 とりあえず僕らはいそいそとカウンターを乗り越える。
「・・・何やらかしたかは知らないけど、君たち、お宝に興味はないかい?」
 どうやらキトンは僕たちが何をやらかしたのかについてはさほど興味はないらしい。
 これはきっとリクの日ごろの行いの悪さの賜物だな?

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