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Another fantasy ? 24 ?

 こうして僕はリクと一緒に港へ逃げたこと。
 リクが彫像だけ残して姿を消したこと。
 その後彫像の仕掛けをといたこと。
 そして仕掛けのせいで僕は気を失っていたことをみんなに丁寧に話してあげた。
 
 みんなは神妙な顔でふんふんと聞いてくれている。


「それじゃ、その像から出てきた光の玉ってのが、ケイの中に入ったってわけだな?」
「で、どうなったの?」
 ブレイズの言葉を聞きながらクイットが先を促す。


 いや、この先は話すべきか話さないべきか、悩みどころだ。
 だって、天使と悪魔が僕の中に入ったって言ったって信じてくれるはずがない。
 


 というか僕はきちんとみんなが理解できるように説明をする自身がなかった。
 信じる信じないっていう前に話が伝わらないかもしれない。
 


 が、そんなときに頭の中のあの声が復活した。
(えっと、人気ランキング1位がフローラ・キャーリット・・・あの金髪の子で、2位が・・・)


「どわぁああぁ、やめて!」
 僕は思わず声に対して大声を上げた。
 みんなに聞かれたらどうするんだ・・・といおうとして僕は口をつぐんだ。


 だって、みんなが気色の悪いモンスターでも見るかのような目で僕を見ていたから。
 とりあえずは頭の中の疫病神をどうにかしなければ。


(ちょっと!人の頭の中勝手に見ないでよ!)
 僕はとりあえず頭の中でそう言ってみる。
 たぶんこれでも会話できるはずだ。


(いいじゃん、私たちにも目の前にいる人が誰なのか情報が必要なんだからさ。それにあんたが大事に思っている人とかの情報もね、知っておいたほうがいいでしょ?それに私たちの声は外には聞こえないからいいじゃん。)
(そーいう問題じゃないんだよぉ・・・。)
 僕は頭を抱えた。
 どうすればこいつは僕の精神をかき乱さずにいてくれるのか・・・。


「お、おい、ケイ?大丈夫か?やっぱ何かあったんだな?話してくれよ。」
「そうですよ。ここのみんなは家族も同然です、隠し事はなしですよ。・・・どうしても話せないことなら仕方ないですけど・・・。」
「何言ってんのフローラ!これは異常!絶対口を割らせないと!」
 クイットの恐ろしげな言葉で僕はすぐに顔を上げて、ぶるぶる首を振った。


「話す!話すから痛い目見せるのは勘弁!」
 クイットのことだもの、何をやらかすかわかったもんじゃない。
 まだ魔法を使ったとこは見てないけど、まぁそれなりに戦えるはずだし、痛い目にはあいたくないからね。


「そんじゃ、早く話しなさい。」
 命令口調で言われたのが少し癪だったけれども、僕は話すと言った以上は天使と悪魔のことを話さなければ。


「えっと、今僕の中には天使と悪魔がいるんだ。」

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