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Another fantasy ? 50 ?

「それじゃぁ、どんな特訓がいい?魔法の強化?魔力の増強?それとも新しい魔法でも覚える?」
 心底楽しそうに、シーは左右に揺れながら聞いてきた。
 どうやら人に何かを教えるのが楽しくて仕方ない様子。
 まぁ、教える腕はどのくらいか分からないけど、とりあえずその特訓を受けてみようじゃないか。


「じゃぁ、魔力の強化がいいかな。」
 天使と悪魔を呼び出すにあたり、魔力不足を補っておかないといけないと思っていたんだ。
 いくらすごい魔法を覚えても魔力不足で使えないんじゃ意味ないしね。
 


 ・・・でも魔力を増やすって一体どうするんだろう?
「おっけー!!えっとね、魔力を増やすには、魔法を使いまくるのがイチバン!!」


「え。」
「それじゃぁ、戦ってみよう!」
「ちょ・・・」


「いくよー!モナセワゾウエ ヲルヌケトウヤ・・・」
 僕の声も聞かずシーはなにやら呪文を唱え始めた。


 い、一体何をしようとしてるんだ!?
 戦うって一体どういうこと?
 相手の技量がわからないから一体どんなものを出してくるのかわからない。


 と言うか、やっぱり彼は何か召喚魔法を使おうとしているのだろうか?
 どこかの魔術大会で優勝するくらいだ。
 小さいとはいえかなりの力を持っていることは明白。
 ・・・う、かなり怖いぞ。
 でも相手は僕よりずっと年下の男の子・・・。
 恐怖が表情に出ていないことを祈る!


「・・・スキアナホディモヤラ ヤバヂソワ ミワエクレエアキマエ ウモカセヲルナモオナ セゴチワイロヲス・・・マグ・クラウディア!!」
 ・・・これは一体何語なんだ?
 最後の一節は何かの名前のように聞こえないでもなかったけどほかはぜんぜん意味が分からない。


 が、次の瞬間頭の中に不意に言葉が響いた。
(“魔の存在よ、我に応えよ。世界の狭間より呼び出さん。魔を受ける大雲よ、今こそ我の前に姿を現せ、マグ・クラウディア!!”) 


 バリアでもキルアでもないこの声、というかさっきのシーの声とそっくりだ!
 もしかしてさっきのシーの言葉が翻訳されてるのか?


 でも一体どうして?
 これも悪魔や天使の力なのか?
 一回クイットの心の声も聞こえたし・・・そんな力があってもおかしくはない・・・? 


 そして僕が首をひねっているあいだに空に変化が現れた。
 さっきまで雲ひとつなく晴れ渡っていた空に突如黒い煙のようなものが出現したんだ!
 それはどんどん大きさを増していく。
 これは確かにさっき頭の中に響いた言葉にあった大雲に見えなくもない。
 煙のようなそれは最終的に物置小屋くらいのサイズまで巨大化した。
 大きくなるのをストップしてからは、ぴたりと動きが止まる。


「マグ!いつもみたいに特訓に付き合ってね!」
 シーはそんな大雲(?)に笑顔を浮かべたまま近寄り、ぽんと触れた。
 すると突然煙から光が発射される。
 最初は驚いて思わず目をつぶってしまった僕だけど、あまりまぶしくない。
 その黄色い光は煙の中心に光源があるようで、煙の隙間から見え隠れするそれは、まるで煙に目と口がついたみたいだった。


「こいつはマグ!魔法を受け止められるだけ受け止めてくれるから、心置きなく、魔法連発していいよ!」

「で、でも戦うって言ったよね?」
 シーはああ言ったけど、戦うっていうことは向こうも何か攻撃を仕掛けてくるってことではないのだろうか!!


「ううん、マグは僕が動かしたり、指示を出さない限りは動かないから大丈夫。ゆっくり魔力を貯めるなり、詠唱するなりすれば大丈夫!」
 ぐっと親指を突き出すシー。
 うーん、まぁ、それなら安心してよさそうだ。

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