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Another fantasy ? 55 ?

「あのね、あんたの意識がないときは私たちが自由に活動できんの。だからあんたの意識がないうちは私が体を借りてたってわけ。ま、ここの夕食はおいしくないこともなかったね。うんまずまずってとこ?」
 再び偉そうに話し出す天使。


「僕の体を借りることができるなんて聞いてないよ!!じゃぁ、さっき見た夢はもしかして?」
 あの時みんなと明日冒険に行こうとかって、夕食を食べながら話していたのは、まさか夢じゃなく現実?
「あぁ、あんときはあんたの意識はふらふらしてたから、気がづいてもおかしくなかったね。そっか見てたんなら話は早い。明日から冒険らしいからがんばって?。」
 と言うと天使はふっと消えてしまった、


「あ、まぁ、ちゃんとケイらしく振舞ってたから、おかしいと思う人はいなかったよぉ。ただ、ちょぉっとよくしゃべるかなぁ?ってくらいでさ?。」
 残った悪魔は力ない笑みを浮かべた。
 ものすごく不安なんだけれども!
 明日下に下りるのがとても億劫だ・・・。


「そういえばケイって体が回復するの早いよねぇ。もうすっかり体のほうは元気みたいだし?。だから明日はすっきり起きられると思うよぉ?」
 そうなのか?
 うーん、まぁ、確かにかなりの魔力を一時的に消費したんだから、体の方にもっとダメージがあってもいいかもしれない。
 実際は疲れも何も特に感じないんだけど。


「今回のことで少しは魔力が増えてるとい?ね?。まぁ、今日みたいな魔法を何度も使ってたら体が持たないだろうから、段階を踏んで、ゆっくりやっていこうね?。今度は私たちも付き合うからさぁ。」
 と、悪魔は天使のようにゆったりと微笑むと、おやすみと一言言って姿を消した。


 悪魔の天使のような微笑みを見たのは僕くらいなんじゃなかろうか、なんてことをぼんやり考えながら、僕の意識はゆっくりと沈んでいった。


                             :


 ぱちりと目が覚めた。
 窓から差し込む光は明るく、鳥の声が聞こえる。
 朝のようだ。
 


 僕はむくりと起き上がる。
 服は黒ローブ1枚になっていた。
 視線をめぐらせるとベッド脇のいすの上に白いローブがたたんでおかれている。
 


 ベッドから手を伸ばしそれを持ち上げると、ふんわりと石鹸のいい香りがした。
 あぁ、これは昨日天使と悪魔の件で吹き飛ばされて気を失ったときに着ていたものだ。
 誰かが洗濯しておいてくれたらしい。
 


 そういえば洗濯で思い出したけど、僕は二日風呂に入ってないぞ。
 あわててからだの匂いをかいで見る。
 ・・・特に何も匂わないけれど、さすがに汚いかな。
 


 冒険中なら何日も風呂に入れないのは普通だけど、町にいて二日も風呂に入れないなんて、異常だ。   

 今日こそは風呂に入りたい・・・けど、今日は冒険だって言ってたっけ。
 僕は軽くため息をつきながらいい香りのする白ローブを羽織り、ブーツを履く。
 


 そして、とりあえず僕は下に下りた。


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