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RAINBOW STORY -30 Transformation -

「フレア! テメー! 人の話は最後まで聞け!! また余計なことしでかしてくれたな!!」
 後ろからブラストの怒鳴る声が聞こえる。


 見ていると、雲状のものは空からどんどん消えていき、赤くなり始めたモンスターと合体し始めた。
 どんどん周りの気温が上がっていく。


 ふらりとよろけたフェザー君を後ろから慌ててレイさんが支えた。


 そして、俺たちの前現れたのはプチ太陽に変身したモンスターだった。
「だから怒らせるなっつったのに!!」
「もう何やってくれちゃってんの!」
 そう怒鳴るブラストとリリスの二人だが暑さで少しふらついている。


 本当にものすごい熱さだ。
「お、俺は暑さが苦手だって言うのに……」
 ブラストの怒鳴る声のボリュームが下がっていく。


「あーもう、そんなに怒らないでくれよ!」
 俺はどうすればいいんだ?
 武器は効かないとかって言ってたよな?


「フレア! このモンスターは怒らせるとこんな風に変身するの! 今こいつの名前は「ハレルーヤ」よ!」
 フラウが汗を拭きながら言った。
 何だその楽しそうな名前は!
 ぜんぜん名前と見た目がマッチしないぞ!


 太陽に顔があるところを想像してみろ!
 ものっそい気持ち悪いぞ!
 それが今目の前にいるんだから……うげー!


「とにかく魔法だ!! フレア!」
 ブラストの怒鳴り声に俺は頷くと、頭脳を回転させる。
 たぶん火の魔法は吸収されてしまうだろう……。
 他に俺が使えるのはこれしかない!


 俺は昔の記憶を呼び覚まし、魔法の使い方、そして発動の仕方を思い出した。
 まず、指先に魔力を集中させる。
 そして風の力を宿して一回転させれば、リング型風切りの刃の出来上がり!
 そんでもってそれを投げる!!


「飛べ!」
 俺は人差し指をモンスターへ向かって振る。
 風でできた輪は宙をすべるように飛びハレルーヤに直撃した。
 太陽は煙のように周囲に散る。


「やったか?」
「あぁぁ! そうだ!」
 今度はフラウが大声を上げた。


「こいつには地の力しか効かないんだよ!」
 何だって?
 前を見ると、目の前に大きな風の渦が出来上がりつつあった。
 それはどんどん大きくなっていき、小さな竜巻に変わる。
 それにも変身前と同じように、黄色く光る目、そして口のように見える空洞があった。


「クソ! ここはこんな武器も魔法も効かない面倒なモンスターばっかりなのか?!」
 俺が何気なく言った言葉に返ってきた返事に俺は愕然とした。


「うん。というよりここにはクラディーモかそいつが変身したモンスターしか出てこない!」
 フラウゥゥ!
 それじゃ俺何もできないじゃねーか!!
 もっと先に言え……って話を聞かなかったのは俺か、ははははは……あ~あ。


「仕方ない……。土の精霊セキ!!」
 フラウがそう呼びかけ宙に手を伸ばした。

>31話へ
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