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RAINBOW STORY -31 Small slip of paper -

 フラウの呼びかけに応え現れたのは、明るい茶色の髪をお団子にまとめた小さな女の子……のような見た目の精霊。


 コイツも風の精霊フウや、水の精霊スイのように小さくて数十センチしかない。
 だが、こいつは俺達にも負けない力を秘めている。


「お呼びカ?」
「うん、あいつを倒したいんだ! 力を貸して!!」
「わかったヨ!!」
 フラウの言葉を聞きセキはファイティングポーズをとる。


「大地よ! わが拳となれ!!」
 フラウも拳を敵に突き出す。
「アースアッパー!」
 フラウとセキは揃って宙に向かってアッパーカットを繰り出した。


 と、同時に地面が盛り上がり、モンスターを吹き飛ばし、飲み込んだ!
 まるで、地面をアッパーを繰り出したかのよう。


「すげぇ!」
 思わず感嘆の声を漏らす俺。
 あっという間だった!!


 初めて精霊魔法を見るのであろうフェザー君とレイさんも驚いている。
 もう、周りにはさっきと変わらず草原があるだけで、前にも後ろにもモンスターらしき姿はない。


「ふう……みんなケガがなくてよかった……。フェザー君ももう大丈夫ね?」
 ほんとよかったよかった。
 フェザー君もさっきはふらついてたが、大したことはなかったようだ。


「……さて、ケガがなかったのはいいことだが、フレア!! お前が人の話し聞かなかったのが一番わりいんだよ!! フェザー君が真似するだろ! 実際そうだったし! それだから……」
 その後昼まで、歩きながらのブラストの説教は続いたのであった……。


   :


「さっきはちゃんと倒せたけどさ。このまま一人で戦うのはきついかな……。今さっきみたいに害のない状態ならいいんだけど、変身後は凶暴だから、あのモンスター達」


 遅いお昼を食べる俺達の背後には既に新手のクラディーモ達の姿が。
 あいつらは一体何の用でついて来るんだ!


「確かにそうだな……。フラウ一人にここでの戦闘を任せるのはまずいだろう」
 フラウやブラストはモンスターとのバトルについていろいろ考えることがあるようだ。


 俺はフェザー君とのおかず取り合いバトルに忙しい。


「そういえば!」
 急にブラストが大きな声を出した。


 その声に驚き、箸の止まったフェザー君。
 俺は隙を付いて肉を奪った。
「あぁ~!!」
 涙目になるフェザー君。
 ……ちょっと悪いことしたかな。
 まぁもう食べちまったけど。


「確かクラディーモって闇魔法は一番使ったらいけないらしいが、対照的に光魔法はちゃんと効くんじゃなかったか?」
 ブラストはそう言ったがフラウは首を振った。


「それが私、まだ光の精霊魔法は使えないんだよね……。確かリリスも攻撃用の魔法は使えないんでしょ?」
「う、うん」
 急にフラウに話を振られたリリスは生返事を返した。
 そしてその後リリスは何か考え込むように俯く。


 どうしたんだろ。
 そう思いながらリリスを見ていたら、今度はフェザー君に果物を取られた!!
 こ、これはショックだ!
 あっという間に食べてしまうフェザー君。
「ぬあぁぁ、俺のデザートがぁぁ!!」
「むふふ」
 にやりと笑うフェザー君。
 こ、コイツは大物になるかもしんねぇ!!


「あ! そーいえば!」
 今度はフェザー君が何か思い出したようだ。


 ゴソゴソと小さなリュックをあさると、フェザー君は何か小さな紙切れを取り出した。
「あの、これ宿にあったものなんだけど、なんか魔法の使い方が書かれてるみたいなんだ。何て読むかわかんないんだけど、魔法の使える人なら分かるかもって」

>32話へ
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