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RAINBOW STORY - 106 Klan Judgment -

「あの、オレンジ髪のあいつ!」
「し、指名手配犯だったんですか?!」
 レイシアさんの言ったウェルトという名前を聞いて、リリスとブランが同時に声を上げる。
 指名手配犯っていったら、ものすごい悪いやつだろ?
 うん、やっぱりあいつは悪いやつだったのか……。


「そのウェルトってヤツは、港で食料を配達してもらったときの配達員に化けて、リプちゃんに乗り込んだみたいなんです! そのとき一緒に、そいつをつけていたレイシアさんもリプちゃんに乗り込んでいたらしくて……」
「え?! あいつはリプちゃんの中に一緒にいたわけ?!」
 リリスがとても嫌そうな顔をする。


 そんなリリスの言葉に苦笑いを浮かべながら、「それで、レイシアさんは一体何をしている人なんですか? 冒険者にしては荷物も少ないですし」と、ブランが聞いた。


 一応冒険者も仕事を受ければ、犯罪者を追うことだってある。
 でも、彼女は防具もつけていないし、冒険者がいつも持ち歩いている野宿グッズなんかも持っていない。


「私は、クラン「ジャッジ」のメンバー。私の今日の任務はいつも逃げられている、ウェルトに追跡装置をつけることだったんだ」


 クランジャッジ?
 それって確か、かなり有名な冒険者グループだ。
 犯罪者を捕まえ、裁くのが主な仕事で、優秀で知力、魔力、体力と三拍子そろったエリート集団って話。
 そして、そんなジャッジに目をつけられるっていったら、ウェルトってヤツは相当な悪さをしでかしたんだな。


「それで、あなたたち、彼を知っているみたいだけど……?」
 出会ったときのやんわりとした表情とは比較にならないほどの、真剣な顔で彼女は聞いてきた。
 黙っていたら力ずくでも口を割らせるぞ、という意思を感じた。
 まぁ、黙っている理由はないから、別にいいんだけどな。


「そのウェルトってやつは、ねこボンたちの作った洞窟で会ったんです」というわけで、俺たちを代表し、ブランが事の説明に当たった。
 洞窟の中でのウェルトとの対決。
 途中余計な話も挟まりはしたが、意外とすんなりと事情を伝えることができ、そして、話がブラストのことを含めた、今の状況に触れようとしたときだった。


「皆さん準備できました!」


>107話へ
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