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Another fantasy ? 65 ?

迫る泥お化けを交互に見て、僕らはもう助からないのか、そんな諦めが僕の頭をよぎる。



しかし次の瞬間、僕は何者かに肩をつかまれ、引き倒された!
 


いきなりのことに対応できず、ただ倒れる僕の視線の先で、派手に泥を飛び散らせながらぶつかる2体の泥お化けが見える。
 2体は一斉にぶつかることで逃げ場をなくし僕らを捕まえようとしていたのか、と思うのもつかの間、僕は何かびちゃびちゃした気持ち悪いものに背中から突っ込んだ。
 シーも僕の横にばちゃっ!とかいう何かに突っ込むような音をたてる。


目の前を覆う黒いもの。
 独特の匂い。
 どうやら僕は道にある窪みの中の泥溜まりに突っ込んだ様子。
 


口の中にざらざらした砂みたいなのが思い切り入り込み、盛大に咳き込んだところ、不意に何かで、僕の口は塞がれた。
「む?!」
 突然のことで思い切り声を出そうとするのだが、口が塞がれた状態なのでほぼ声は出なかった。
 隣でもシーのうめく声がする。



 これは一体なんだ?!新手のモンスターにつかまってしまったのか?!
 そう思い思い切り暴れようとしたときだった。


「静かにしろ、てめーら!!」
「むん?!」
 後ろから聞こえたのは、なんと我が懐かしのリクの声だった。
 

僕は力任せに思いっきり首を回し、振り返る。
 そこには緊張とちょっとうれしそうな笑顔の混ざった、泥だらけのリクの顔があった。
 僕は無理に首をひねったことで少し引っ張れるような痛みが首に走ったけど、そんなの気にしちゃいいられない。
 

僕は思いっきり再会を喜び合おうとした、しかし、そのときようやく泥お化けの事も思い出した。
 あわてて振り返って見れば、さっき僕らが立っていた道には無残に飛び散った泥の塊が大量に落ちているのが見える。
 どうやらさっきの2体はぶつかり合った衝撃で粉々になってしまったようだ。
 

が、しかし、安心したのもつかの間、その飛び散った泥がもぞもぞと動き始める。
「うわ・・・。」
 その気持ち悪い動きように僕は思わず声を上げる。
 シーも隣で息を呑んだ。
 

しかし、リクがいる後ろからはにかごそごそと動くような気配が。
「リク?」
 小声で名前を呼びながら振り返ると、リクが手に小さな白く光る球を持っているのが見えた。
 

そして彼は少し振りかぶるとその白い球を、泥の散らばっている場所に思い切り投げつける。
 すると球が地面にぶつかった瞬間そこから白い霧のようなものが噴出した。
 

やがて、球の中心から徐々に周りのものが凍っていき、冷気は僕らの周りにも流れ込んできた。
 僕らの頭や服についた泥も少しずつ凍っていく。
 

が、僕らを凍らせるほどの力は無いようで、泥お化けだった泥は凍り付いていたものの、僕らにはダメージはほぼなかった。

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