スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Another fantasy ? 67 ?

 僕らはリクを先頭、シーが真ん中、僕がしんがりという順に歩き出した。
 


 しんがりというのはつまり、後ろから来た相手をどうにか防げということなのだけれど、僕には自信がない。
 僕は光球をリクの前に浮かべながら、のそのそとシーの後ろをついていっていた。
 もし敵が来た場合は、とりあえず近場の窪みに入り、泥をかぶって隠れるということに決まっており、後ろまたは前方から泥モンが来たときの対処法はできている。
 さっきリクが言っていたように泥をかぶれば、敵は気づかなくなるということが実験により判明したらしいからだ。



 でも、もしさっきみたいに敵に挟まれたらどうするのだろう?
 さっきは運よく同士討ちさせることに成功し、リクのおかげで再起不能にできたけど、さっきのことは”運がよかった”というのがでかい。
 次はああもうまくはいかないだろう。


(でぇい!まだウジウジ言ってたの、あんたは!!)
(うぇ?!バリア?!)
 何とか声に出して驚くのだけは避けることができたが、毎度毎度忘れたころに急に怒鳴りかけてくるのはやめてほしい。


(・・・あんた、ちょっと忠告しとく。この奥には大層な魔力の持ち主がいるみたいだから、万が一のときは私達を呼び出しなさい。)
(え・・・大層な魔力の持ち主?それって何?モンスター?)
(んな魔力の量だけじゃ相手の見た目までは検知できないよ!ただ、シーって子はともかくあんたとリクってヤツじゃ太刀打ちできないんじゃない?)



(それって僕らが奥に進むだけ無駄ってこと?)
(んなこと言ってないでしょ!だからあんたが私達を呼び出すことさえできればどうにかなんの!)
(呼び出すって言ったって僕の魔力じゃバリアかキルアどっちかをプチサイズで出すのが限界じゃないの?)


(うん、まぁ普通はそうなんだけど、ちゃんと考えがあるから。とにかくあんたらはブレイズっていうのを探すのと、音の原因を見つけるために奥まで行かないといけないんだから、そんなびくびくせずに進みなさい。それで、ちゃんと魔力は温存しておくこと、いいね?)

(・・・あぁ、わかった。)


 何でバリアのヤツはこうも不安になるようなことばかり言うんだろう?
 まぁ、天使と悪魔がいるっていうことだけで、気持ち的助けになりはするんだけど。


(そういえばキルアは?さっきから声が聞こえないけど?)
 僕は少し間を空けてバリアに聞いてみた。
 さっきとは裏腹にちっともキルアの声がしない。
 いつもバリアが話している間に一言くらい声をはさんでいるのに。


(え・・・キルア?あの子は今ちょっと忙しいんだ。だから今はそっとしておいてあげて、ね?)
(・・・へ?!・・・あ、いや、うん、わかった。)
 バリアの口調が何か明らかにおかしい。


 さっきまでいつもどおりの話し方だったのに、僕から話しかけたとたん何か変な口調になった。
 いつもだったら言い含めるように最後に、ね?なんて言わない。
 分かった?!見たいな感じで強気で言ってくるはずだ。
 それにそっとしておいてあげて、っていう言い方もなんか変、しっくりこない。
 


 もしかしたらこの異変も奥にいる大層な魔力の持ち主とやらに関係があるのかも。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

yamattulann

Author:yamattulann
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。