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Another fantasy ? 71 ?

 すっかり腹ごしらえも終わり、僕らは散策を再会した。
 僕らはこの広間に入ったドアから相変わらず一直線に歩いている。
 


 そして僕が何気なくふと視線を右にやると、何か変なものが見えた。
「あれ?」
「どした?」
 僕が声を上げると前を歩いていたリクが立ち止まった。


「あ?何であんなもんが。」
「ん?何で?」
 そしてリクとシーも首をかしげた。


 と、いうのも、僕の視線の先には木製っぽい茶色の机といす、そして本棚のようなものが隅っこにぽつんとあるのが見えたからだ。
 他にも辺りを見回してみたけど、あとは特に何もない。


「ちょっと行ってみようぜ。」
 リクは言うが早いか駆け出した。
「あ、ちょっと待ってよ!」
 僕とシーも慌てて後を追いかける。


 さっき弁当を食べていたときは距離がありすぎて気づかなかったみたいだ。
 そしてしばらく走り、ようやく細かいところも見えるようになってきた。
 本棚には疎らにしか本が入っておらず、本のほかには特に何もない。
 机の上にも一冊分厚い本があり、いすの上には何か遠目からではよくわからない何かが乗っかっていた。


「うわ!何だありゃ!手だ!!」
 不意に先頭を走っていたリクが立ち止まり、僕はもう少しでリクにぶつかりそうになった。
 シーも急に止まったもんだから思いっきり前につんのめっている。
 僕は慌ててシーを支え、シーをどうにか支えながら前を見た。
 リクの言った手とは一体なんだ?
 と僕が視線を走らせると、いすの上に何かが浮いている。
 それは色合い的にさっきまでいすの上に乗っかっていたものらしい。


 黒っぽいそれには赤い細かな模様があり、じーっとよく見ればそれは・・・
「手だ!!」
 僕もリクと同じく叫んだ。
 


 シーもふわふわと浮かぶそれを見るや否や目を見開いた。
 なんとも不気味な光景だ。
 


 黒地に赤いラインの入った手らしきものが、右手も左手もそろって宙に浮かんでいるのだから。
 徐々にその赤は光りだし、暗がりに赤いものだけが浮いているようにも見える。


「何あれ?!」
 僕は思わず手から目を逸らし、リクを見る。
「俺が知るわけねーだろ!」
 しかし帰ってきたのはそんな怒鳴り声。


「あ!あれ!?いない!」
 するとシーが前を指差した。
 慌てて視線を前に戻すとさっきまで浮かんでいた手は姿を消していた。


「あれ?見間違い?」
「3人そろって見間違えることなんてねーだろ!」
 僕が目をこすりながら言うと、ぽかっとリクに頭をたたかれた。
 たたかなくてもいいじゃないか。


(ケイ!!!)
 僕は悲鳴も出ず、思いっきり、びびった。
 不意に頭の中に響いたのはバリアの声だ。
(ケイ!今ので分かった。あんたがこれから相手にしようとしてるのはとんでもないヤツだ!)


「とんでもないヤツ?!」
「何だ、どーした、ケイ!」
「もしかして、天使か、悪魔?」
 僕が思わず声を出すと、リクとシーもそろって声を上げた。

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