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Another fantasy ? 72 ?

「天使と・・・悪魔だと?」
 この中の3人、そしてバリアでもキルアでもない低い声が背後から不意に聞こえた。


 ゆっくり、かくかくと振り返ると、僕の目の前にさっきの手が!
 真っ黒な肌に走る血の様に赤い模様、そして、物々しい指輪、長くとがったつめ。


 僕らはそれを見て大きく息を吸い込んだ。
「うわああぁぁああぁぁああぁあ!!」
 そして僕ら3人は計ったかのように一斉に悲鳴をあげ、走り出す。


(ケイ!これからあんたに指示を出す!逃げながらよく聞きなさい!!)
「はいぃぃ!!」
(いい?あいつはものすごい魔力の持ち主だから、魔力切れを起こすまで待つなんて考えじゃダメ。あいつをどうにかするには私たちを召喚するほかない。)


「でぇぇ?!さっきからあいつあいつって、一体あれはなんなのさ!」
(んなの、説明してる時間はない!いい?あのーシーってこと協力しなさい。まずあいつはきっと闇雲にばんばん強力な魔法を連発してくるから、それをマグとかいうのを召喚して受け止めるの。)


「強力・・・連発ぅ?!」
(そーよ!とにかく何が何でも魔法を受け止めて!そして受け止めたのを魔力に変換すんの。そんであんたがその魔力に触れなさい。そうすればそこから出る!)


「そんな、無茶な・・・!」
(やるしかないの!たぶんチャンスは一度きり。あいつも魔法をこっちが受け止められるの分かったら、次からは受け止められないようなのを出してくるだろうから!)


「待ってよ!」
 バリア!キルア!
 僕はさっきから全部返事を口から出していたことに気づき、慌てて頭の中で呼びかけてみたけど、もう返事は帰ってこなかった。
 何?さっきから無茶苦茶言ってなかった?!


「ケイ!どうしたの?!何か言い方法でも?」
 シーが僕を見上げる。
 ここは一か八か言われたことを実行してみるほか無いのでは!


「シー、止まって!」
「お、おい!何言ってんだ!ケイ!バカ!」
 僕が言うと先頭を走っていたリクが信じられないという顔で振り返った。
 僕だって、止まりたくは無いけど、きっと一番最初に体力がなくなるのは僕だ。
 というか、もう既に足は鉛のように重い。


「止まって!」
 僕はもう既にぐっとスピードを落としている。
 シーは僕とリクを交互に見た。


 しかし最終的にはシーも走るのを止め、僕を見る。
「ケイには何か考えがあるんだね、分かった。」
「く・・・この!」
 リクは走って逃げようか、僕らの元にいようか悩むようにうろうろした後、こっちに駆けてきた。
「どうなっても知らねぇぞ!」
 顔をしかめ怒鳴るリク。


 でも
「・・・きっと、大丈夫!」
 僕はリクとシー、そして自分自身に言い含めるように言った。

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