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Another fantasy ? 76 ?

「ハァ!?」
「うぉ、何だ、ケイ?どした?」
 いきなり不良のごとき声を出したもんだから隣で僕とキルアたちを交互に見ていたリクが思い切り驚く。


「あ、いや、ちょっと・・・こっちの話。」
 僕は苦笑いを浮かべて、誤魔化すともう一度バリアへ話しかける。


(あのさぁ、弟子にしろなんて無茶言わないでよ。さっきの魔力球を見るとね、僕より相手のほうが強そうだよ?自分より弱いヤツが師匠だなんてそんな・・・)
 僕は何とかそんな面倒なことは避けようといろいろと文句をつけたり、自分を見下げたり、あらゆる手を尽くしたが、帰ってきたのは・・・


(お黙り!)
 の一言だった。
 あんまり強烈な一言だったため思わず声が漏れ、また周りの人にびびられる。


「あの、姉さん。このさっきから挙動不審なこいつが本当にあなた方の師匠なんで?」
 目の前ではいつの間にかキルアが僕を師匠と呼ばせるべく、手に何か吹き込んでいる。


「何をやっているか!君は!」
 僕はついそんなキルアを怒鳴り、人差し指を何の気無しに向けた。
 すると真っ白な魔力球、それも、さっき手が出したのよりでかいサイズのが一瞬にして現れ、キルアを吹き飛ばしてしまう。


 僕は状況を理解できずに固まってしまった。
 再びもうもうと上がる土煙で周りが良く見えない。


 が、そこへ、何か黒いもやのようなものが僕に突っ込んできた。
 危ない!とは思うもののそんなに俊敏でない僕は、あっという間に近づいてきたそのもやに追突され、再び吹き飛ばされる。


 今度は土煙でその場にいる全員の視界が遮られていたので、僕が吹き飛んだところは見られていなかったが、僕がむっくりと起き上がるころには煙もほとんど引きかけていた。


(ナイス?!バリア!)
 そこへ僕の頭の中に声が響いた。
(キルア?!)
 それはさっき吹き飛ばされたキルアの声であり、そして、今ようやく理解できたが、さっきの黒い靄がキルアだったようだ。


(これで、ケイがキルアより強くて、上の物だっていう考えをあいつに植え付けられたから、さっさと弟子にしちゃいなさい!)
 再びバリアが命令口調で言う。
(やだよ!あんな得体の知れないやつ、弟子にするなんて・・・!というか僕に師匠とか務まるわけないだろ?!大体今時弟子だの何だのって・・・)


(お黙り!)
 ひえぇ・・・また来た、お黙り。


(世界を救うとでも思って、早いとこ手下にしちゃいなさい!)
 そんな大げさな。
 でも、どうせ反対したってウダウダうるさく言われるんだから仕方ない。


 僕は渋々重い腰を上げた。

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