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RAINBOW STORY - 49 It's been one disaster after -

「あぁ……よかった、治まった」
 ようやく機嫌の治ったお腹をさすりながら私はトイレを後にした。


 やっぱり昨日の晩御飯の中に私に合わないものがあったんだろうなぁ。
 根本から違うもんね。
 肉だって牛なのか豚なのかはたまた全然違う妙な生物なのか、分からないけど、ここは異世界なわけだし、その牛も豚もいないだろうからまた別の肉が使われているんだろうし、野菜だってどれも今まで食べていたのと似たようなものだったけど、それでも私が食べていたものと違うんだろうしなぁ。


 まぁそんなこと言ったって仕方ないか。
 ぶちぶち言っても空から牛が降ってくるわけでも、突然変異が起こってこの世界ににんじんが誕生するわけでもなし。


 ……それにしてもトイレの仕組みは変わらないんだね。
 差って言えば学校のくせにキレイで全部洋式のトイレだっていうこと。


 それから全部全自動で流してしまう。
 もちろん流すのは拭いた後。
 なんか私の世界のトイレは拭こうと思って立ったらもう流しちゃって、あぁぁぁ! ってなったりしたけど、ここではそんなことがなかった。


 どんな仕組みだろ?
 これも魔法の力を使ってるのかな?


 ……私、何トイレについて熱く考えてるんだろ。
 そんなこと考える前に早く入学式の会場に戻らないと。
 急がないと余計な心配かけちゃいそう。


 式場の建物からここはそう遠くないけど、走った方がいいよね。
 廊下は走るな、なんていう張り紙もないし、誰もいないから走ったって大丈夫でしょ!
 勝手にそう判断して私は廊下を走り始めた。


 確かここの角を曲がるんだ。
 私は目の前の曲がり角を曲がった。


「痛ッ!!」
 すると角を曲がった直後思い切り何かにぶつかってしまう。
 私は反動で思いっきり尻餅をついた。


 ぶつかったものが硬かったところからすると人にぶつかったわけではない。
 びくともしないところからもかなり頑丈なもので、ぶつかったせいで何か壊れたってわけでもなさそうだ。


 私はお尻をさすりながら何にぶつかったのだろうと前を見た。
 見えたのはごちゃごちゃに寄せ集められた椅子と机。
 金具も何もついてないが、その椅子や机は私がぶつかっても離れないほどに引っ付きあっている。
 中には金属でできている椅子や机の脚が折れたり曲がったりしているものもあった。


 それを見て少し不安を抱きつつも私は上を見上げる。
 もしかしたらこれも誰か生徒か教師の魔法かもしれない。
 ここの学生達が私の知らない力で作ったオブジェか何かかも。


 しかし、見上げた先には私の頭上に振り上げられた金属のカタマリがあった。

>50話へ
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