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RAINBOW STORY - 50 Waste golem -

「だらあぁぁ!!」
 俺は力一杯剣でなぎ払う。


 音を立てて崩れるモノのカタマリ。
 それを後ろからフラウが魔法で四散させる。


「これ一体なんなんだ?!」
 さっきから学校の各所で好き放題暴れているガラクタのカタマリたちは何だ?


「こいつらはたぶん誰かが魔法で操っているんだと思うけどね……」
 フラウが珍しく眉間にしわを寄せながら、俺の声に答えた。
「ガラクタゴーレムってとこか……」
 俺はそう呟くと、新手のガラクタのカタマリを倒しに行く。


 さっきの入学式襲撃の時は建物内にいた人達で、何とかガラクタゴーレムを倒したものの、その後建物内にいた新入生達は恐怖で大多数が好き勝手な方向へ逃げ出してしまい、その時の混乱で俺はフラウ以外の仲間とはぐれてしまったんだ。


 リリスやブラストは大丈夫だろうが、フェザーやレイさんは無事だろうか。
 レイさんはともかくフェザーには、こんなモンスターに襲われたとなると倒すのは難しいだろう。
 俺達の他にも戦っている人や救助をしている人がいるから、きっと無事だとは思うんだが。


 俺はまたゴーレムを叩き壊す。
 いい加減腕が疲れてきた。


 こいつらは壊しただけだと元の状態に復活してしまうからな。
 それだからフラウに復活できないよう魔法で細かく破壊してもらっているんだが、フラウの魔力もいつまで持つか……。


「……ねぇ、フレア。このまま戦ってもきりがないよ。この騒ぎを起こしている元凶を叩かなきゃ」
「でも、元凶つったって、そいつがどこにいるのか、誰なのかも分からないんだぜ? それを叩くっていってもな……」


「ちょっと待って。フウ達精霊なら何か異質な魔力を感じ取れるかもしれない。こないだの……湖に行ったときみたいに」
 フラウはそう言うと目を閉じ大きく息を吐いた。
 フラウの周りに風が渦を巻き、黄緑、青、ピンク、オレンジの4つの光が四方に飛んでいく。
 きっと今精霊たちが何か怪しい所はないか見に行ったんだろう。


 さすがフラウだな。
 俺が思ってもいなかった考えだ、精霊に探させるっていうのはさ。


 俺は精霊が帰ってくるまでの間、どこかに敵が潜んでいないか、耳をすませつつ回りを見渡していた。
 どうやらここら一帯は、大体のゴーレムを排除することができたようであまり物音がしない。
 辺りは建物に囲まれており、建物内には誰もいないのだろう、物音は一切しない。
 そんな周りの様子を見、少し気を緩めたときだった。


「う……うああぁぁぁぁ!!!」
 少し離れた所から突然悲鳴が聞こえた。


 悲鳴は女の子の声だ!
 声の上がった場所はここからは見えない。


 まさかまた新手のモンスターか?!
 俺はフラウに目で合図を送ると、悲鳴の聞こえた方へ駆け出した。

>51話へ
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