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RAINBOW STORY - 113 Chosen brave man -

 伝説?
 それはまたおもしろそうな話がでてきたもんだ。


「何だ、伝説って?」
 ブラストが怪訝そうな顔で聞く。
 この流れでいくと、ブラストがその伝説に関係するだろうからな。
 面倒なことじゃなかったらいいんだけど。


「実はねこボン一族には古くからの言い伝えがあるんです」 
 ジルが神妙な顔で口を開く。
 言い伝えか、なんだか昔話みたいな話になってきたぞ!


「といっても長く平和が続きましたから、その言い伝えもだんだん薄れていってしまいまして、今はぼんやりとしか残っていないのですが、こういうものがあります」と前置きしてジルは伝説について話し出した。
 そう遠くない未来、世界を滅ぼそうとする者が現れる。
 そのとき、七色の魔力に選ばれた7人の勇者が現れ世界を救うそうだ。  


 これは人間の間でも伝説になっており、ここまでは俺たちも知っている。
 先程ブランが紫の勇者の子孫だったことが判明したが、その紫の勇者こそ、7人の勇者の中の一人だ。


 それで、この続きが重要だった。
「実はその勇者の一人はねこボンのリーダーで、ねこ型の魔石を持って生まれると言われているんです!」
 そこで俺たちの間に衝撃が走った。


 つまり、ブラストが勇者ってことか?!
 ブラストを見ると奴は信じられないといったような表情で固まっていた。
 つまりはブラストがこの世界をしょって立つってことか?


 しかし、俺からしてみればすげーうらやましいな。
 俺は昔から勇者にあこがれていた。
 ブラストの代わりに俺が勇者になれたらいいのに。


 まぁ、ジルに嫌われてるし、ねこボン好きではないので、俺がリーダーになるってのは不可能だろうな。
 だいたい今ブラストが誓いをたてたばかりだし。


「それで、他の勇者はどんな奴なんだ?」
 7人いるんだからそのうちの一人の条件というか、言い伝えに、俺が当てはまる者があるかもしれない。


「いや、言い伝えはねこボンに関することしか伝わっていない」
 ジルは俺を嫌そうに睨みながらも一応答えてくれた。
 しかし、ねこボンのことしか知らないのか。
 他にどこかこういうような言い伝えのある場所はないのか?


「あ、そういえば! 一つ思い出した!」
 そこへ急にアスカ・リタ……さんが声を上げた。
 彼女は何か嬉しそうな顔で口を開く。



「私も少しその言い伝えって言うのを聞いたことあるんだけど、確か勇者の中の一人は召喚士だって」
「召喚士ぃ?」
 なんだそりゃ?
 なんかどっかで聞いたような気はすんだけど。


「召喚士っていうのは遠く離れた場所とか、異世界から物とか生き物を呼び出す魔法だよ。とても珍しい魔法だから使える人は数が少ないんだ」
 さすが勇者に選ばれるだけあるな。
 ねこボンのリーダーにしろ、召喚士にしろ、並大抵の人物じゃない。
 俺だって一応いくつか普通の人とは変わった場所があると思うんだけどな。
 それとも変わっていると思っているのは俺たちだけで都会の人からすれば、それも当たり前なのか?


「確か召喚士の人の集落がどこかにあるって話を聞いたことあるな。そこにいけば他の勇者のヒントがあるかも」 
 なるほど。
 次に目指すはそこになるのか?


 でも、俺たちは失踪した村人達や、魔王達も探さないといけないんだけどな。
 といっても村人や魔王の手がかりは全くないから、探すにも探せないんだけど。


>114話へ
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