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RAINBOW STORY - 116 Five person brother -

 暇になった俺とレイさん、はリリスとブランが満足し、ブラストが帰ってくるまで、ねこボン達と仲良くおしゃべりすることにした。
 まぁ、そうはいっても相変わらずレイさんは自己紹介した以外、ほとんど何も話さなかったんだけど。

 ちなみに、今話しているねこボンというのは、先ほどねこ車を引いてきた彼らだ。
 全部で五匹いたねこボン達は皆兄弟らしく、名前をそれぞれヌー、スー、ルー、フー、ユーといった。
 全員の名前と顔を一致させるまでしばらくかかったが、今は何とか誰が誰だか分かる。


 ヌーとルーはよく似ていて、どちらも雄。
 ヌーが一番大きく、彼は頭から背中、全体的に真っ黒で、足の先とお腹あたりは白い。
 足の先が白いということはいわゆる長靴ねこボンだ。


 ちなみに俺の持っているねこボンについての知識は、不思議なことにフラウやリリスからではなくブラストから教わったものである。
 俺に何か教える役というのはほとんどフラウやリリスがやっていたのだが、ねこボンについてはブラストが頼んでもいないのにいろいろと教えてくれた。
 しかし、どうもねこボンについて教えたのは俺だけで、リリスやフラウはブラストがねこボンについて詳しいことをつい最近まで知らなかったようだ。
 ブラストは一体何を考えているんだが、時たま分からないことがある。


 まぁ、今はかなりショックを受けてるだろうことは誰にでも分かることだけど。
 後でゆっくり話を聞いてやることにしよう。


「フレアさん?」
 俺の顔の前にいきなりふわふわしてものが現れた。
 フーの顔だ!


 フーは雄、しかし、雌のユーやスーよりかなり小さい。
 気も小さいようで、小さな声で話す。
 彼は毛の色が薄茶色で、その模様はどの兄弟とも似ていない。
 ただ一番ふかふかしていて、フラウに見せたらかわいいと言って飛びつくことだろう。
 レイさんすらほんのり頬をピンクにして、もふもふしていたくらいだ。


 ちなみに、ユーというのは典型的な三毛猫ボンだった。
 白地に、二種ある茶色の、模様。 
 彼女は好奇心旺盛らしく、よくしゃべった。


 そして最後、スー。
 彼女は活発な女の子で、よく動く子だった。
 ヌーとよく似ていて、雌の割に大柄、彼女もユーに負けず劣らずよく喋る。


「それにしてもおまえ達はジルと全然違うなぁ。ジルの奴俺を目の敵にするんだよ。俺から何か感じるか?」
 ジルは何かにつけて俺を無視したり睨んだりするし、口調だって俺と話すときだけはとてもよろしいといえる代物じゃない。
 俺は何もしていないっていうのに、なぜあんなにも目の敵にされないといけないんだ。
 その点、今話しているねこボン達は嫌な素振りを微塵も見せない。


「俺たちは君からは特に何も感じないな。リーダーは勘が鋭いから、何か感じたのかもしれない」
 俺の質問に答えたのはヌーだ。
 彼はどうもジルに対して忠誠を誓っているというか、かなり信頼して慕っている様子。
 ねこボン社会についてはよく分からないことが多いな。  
 まぁ、人間社会についてもよくわかんねーんだけど。


>117話へ
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