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RAINBOW STORY - 121 Transform to Nekobonn -

「それで、さっきも一通り説明しましたが、このリングを使えばねこボン魔法が使えるのです!」
 横でリリスやブランが吹き出しそうになった。
 そんなにおかしいか?
 リリスは腹を痙攣させている。
 ねこボン魔法とは簡単なネーミングでとても覚えやすいじゃないか!
 それを笑うなんてさ。
 俺は俄然どんな魔法か気になるな。
 ねこボン魔法というからにはねこボン特有の魔法なのか?


「あぁ、ねこボン魔法ね」
 ブラストが少し震える声でいう。
 やはりブラストもねこボン魔法という名前は少なからず恥ずかしいと思っているようだ。


「それで、どうやったらねこボンの姿になれるっていうんだ?」
 人間の姿からねこボンの姿になるっていったいどんなもんなんだろう?
 ジルもねこボンから人間の姿に変わるし、そんな感じなんだろうか?
 一度俺も別の姿に変身してみたい気がする。
 ねこボンの姿になったらだいぶ背も小さくなるし、少し違った世界が見えるんだろうな。


「ねこボンの姿になるにはですね、ねこボンへ~んしん! って言えば……」
「言えるかっ!!」
 さすがにこれには俺も吹き出した。
 リリスやブランは方を振るわせて笑っている。
 どうにか声を出さないように気をつけてはいたが、背中にブラストの視線を感じた。
 唯一レイさんだけが無表情のままだ。


「まぁ、そう言った方が簡単ですけど、別の方法でも変身できますからご安心ください」
「なら最初からそれを言え!!」
 ブラストは相当ご立腹のようだ。
 確かに俺たちの前で、ねこボンへ~んしん! だなんてことを言えば、一生からかい続けるぞ、俺は。

 俺だったら、まぁ、気分で言ってもいいけどさ、大真面目には絶対言えないよな。


「えっとですね、きっと今ブラスト様の頭の中には、装飾品類についた魔石の力で、教えてもらったり聞いた覚えのない魔法の使い方が刻み込まれているはずです。その中からねこボン変身用の魔法を探し出してください」 
 それはまた不思議だな。
 魔石の力で魔法が使えるようになる、というのはそういうことか。
 俺もいくつか魔石を持っているけど、それは元々持っていたものだし、魔法の使い方も、母さんに教えてもらったからな。
 魔石の力で、魔法を覚えるっていうのは一体どういう感覚なのか分からない。


「よくわからないが……。とりあえずどうにかしてみるか」
 そんなブラストの声が聞こえ、俺たちの周りに沈黙が降りる。
 ずっと後ろを向いたまま、さっきまで歩いてきた道をじっと見つめる俺たち。 
 少し居心地が悪いがこれもブラストのためだ。


 そういえばブラストは魔法が使えなかった気がするな。
 いや、魔法に触れようとしなかったっていうか。
 なんかほかのことで一杯一杯で魔法にまで手を出している暇はないって感じだった。
 ブラストは魔法を使える体質なんだろうか?


 まぁ、さっき装飾品の効果を試したといっていたし、魔法が使えなかったらそのときに分かるだろう。
 特に落ち込んだりしていないところを見ると、きっと普通に魔法は使えたんだろうな。


>122話へ
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