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RAINBOW STORY ? 124 Stone of huge magic

「でー!」
「かー!」
「……いー」
 俺、リリス、レイさんの順に息のあった叫びが洞窟内にこだました。
 いや、レイさんのは叫びじゃなく囁きだったけど。
 


あの後俺たちはレイさんの魔法により、ねこボンサイズまで小さくなることに成功した。
 リリスやブランによれば物を小さくする魔法はかなり高度なもので、人間など生き物を小さくするのはより高度なものらしいけど、レイさんは顔色一つ変えずやってのけた。
 これもレイさんが死神とかいう奴だからなのかな。 
 まぁ、俺にはあまり知識がないから、よくわかんねーんだけど。


 でも、今はレイさんの魔法の不思議よりも俺たちの目の前にある石に集中していた。
 ジルはブラスト以外全員ついてくることになり、俺以外の人は温かく洞窟へ迎え入れてくれた。
 なら、俺がまた冷たくされて置いて行かれそうになったのかというと、そういうわけでもない。
 今までのことからすると、俺が洞窟に入ろうとした途端何か言ってきてもよかったのに、ジルは俺を一睨みしただけで何も言ってこなかった。


 ジルには何か考えがあったのか、はたまたもう疲れたのか。
 ねこボンの考えることというのは俺にはさっぱりわからん。
 まぁ、ブラストならともかく俺にはねこボンの気持ちなんて分からなくても支障はないか。


 それで、ジルに案内された先、といっても案内してもらうほどの長さや広さがあったわけじゃない、一本道の小さな洞窟はすぐに果てが現れた。
 そして最後の行き止まり、そこに今俺達はいる。
 その石のある場所はかなり広く、天井も高かったので、いったん俺達は元のサイズに戻してもらったんだ。


 それで、今俺の目の前には巨大なオレンジ色をした魔石がそびえている。
 その石は未だかつて見たことも聞いたこともないような大きさで、物語の中でさえもここまで大きなものはなかった。
 結構俺は背の高い方なんだが、それでもその石の高さは俺3人分くらいある。
 10人ほどの人間でようやく抱え込めるような太さ。
 今後の人生でこれくらい大きな魔石を見ることはないだろう。
 この光景はしっかり覚えておかないとな。


「あれ?!魔石の中に何かありますよ!!何でしょう?」
 ブランが急に大声を出した。
「ブラン!いきなり大声出さないでよ!びっくりしたな、もう!!」
 リリスが即座に怒鳴ったがそのリリスの目はブランがなにを見つけたのかと魔石を見つめている。
 俺もすぐに魔石を隅々まで眺め回した。 


 すると、魔石のちょうど真ん中あたり、そこに何か布に巻かれたような細長いものが見えた。
 魔石が余りに大きくでこぼことしているから、中に入っているそれははっきちとは見えなかったけど、あれは魔石の傷とか模様じゃない。
 何かが魔石の中に入っているんだ!


「本当だ。何だあれは?」
 ブラストがめがねに指をかけ、眉間にしわを寄せる。
 オレンジ色の中に入ってるからそれはオレンジ色にしか見えない。
 何か細長い包帯のような布でぐるぐると巻かれているように見えるけど、一体何が何のためにどうして魔石の中に?


 たくさんの疑問が俺の頭の中に浮かんできて、頭はパンク寸前だ。

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