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RAINBOW STORY ? 129 Deleted information

「それは本当に大変なことになったねぇ」
 フラウはあくまでのんびりと言った。
 やっぱり変わってないな、フラウは。
 まぁ、二日そこらで変化があったらびっくりするけどさ。


「それじゃ、今度はおまえの話を聞かせてくれ、何か知ってるんだろ?」
 ブラストが青ぽよを見た。
 話の当時者であるだけに真剣だ。


「あぁ、そうだね、僕からも話をするべきかな」
 さっき話を聞いているときから似合わない真剣そうな顔をしていた青ぽよは、余計真剣みを帯びた表情をした。
 なんだか笑えてしまう顔なのだが、こらえる。
 ここで笑うわけにはいかない。


「さっきアスカ・リタから連絡がきてるって言ったよね?」
 俺たちは重々しくうなずく。
 何か勇者関連のことでわかったことがあったのだろうか。


「何か情報が?」
 ブラストが聞く。
 みんな真剣な顔でぽよを見た。


「いや、魔王一味の方が一枚上手だったみたいでね。勇者関連の情報が消えてるんだ」
 俺たちは息を呑み顔を見合わせた。
 消えているとはどういうことだ?
 情報のすべてが文や物で残っているわけじゃない。
 人たちが語り継いだ記憶もあるはずだ。
 ジル達みたいに。


「情報が消えたとはどういうことだ!」
 ブラストが机を叩く。
 ぽよは目を瞑った。


「もちろん全ての情報が消えたわけじゃない。でも手に入れやすいところからどんどん消えてる。勇者の伝説に詳しい村が今壊滅させられていってるらしい」
 俺たちは目を見開いた。
 まさか俺たちの村が襲われたのはそれが原因なんじゃ?
 勇者の伝説に詳しかったかどうかは知らないけれど、魔王達に俺たちの村が襲われたのは事実だ。


「それって、まさか?」
 フラウが信じられないといったような目でぽよを見た。
「その、まさかだよ」
 詳しいことはわからないけど、そうぽよは言った。
 リリスが顔を覆う。


「魔王は自分が勇者に倒されるのを恐れて、勇者に関する情報を消していってるんだ。そうすれば勇者の出現するスピードを抑えられる」
「おまえは何か知ってないのか?魔王に関することや、勇者に関係のある地、ほかには勇者の剣の在処、とか」
 ブラストがこめかみを押さえながら聞いた。
 ブラストは眉間に深くしわを寄せている。
 俺も歯を食いしばって耐えるしかなかった。


 魔王達に対する怒りが沸々とわいてくる。
 なぜ魔王はそうまでして復活しようとするんだ。
 何の目的でこの世界に害を及ぼす?


「僕が君達に伝えあるべきはたくさんある」 
 ぽよが淡々と言った。
 その目にはなんだか不思議な光が宿っている。


「実は僕は僕の方で魔王達の動向を探っていたんだ。ここの生徒達に協力してもらってね」
 ぽよがそう言うと、部屋の扉が独りでに開いた。
 ぽよが魔法を使ったのだろうか。


 そして開いたドアの先には見知らぬ少年が立っていた。
 なんだか妙な服装をしている。
 服の袖口が異常に長く、だぼだぼとしたズボンのようなものをはいている。
 ズボンの先は長靴のような物に押し込められ、身動きしやすいのかしにくいのかわからない。
 首も共布で覆われ素肌がでているのは顔だけだ。


「彼はこの学校の一生徒だ。彼とほかの生徒達は最近とあるクエストに行き、そこで重要なことがわかった」

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