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RAINBOW STORY ? 132 Visitor

 明日は旅の道具を買いそろえたり、乗り物の手配をする予定だ。
 そしてそれと一緒にランから召還士について詳しい話を聞く、と。
 今日は冒険者や魔王についての説明を受けるのでいっぱいいっぱいだったから、召還士についての話を聞く余裕はなかったんだ。
 それにランの方もランの方で自分の故郷が壊滅しているかもしれない、と聞くとこっちに話をする余裕がなさそうだったし。 


 それからラン以上に、ブラストは相当悩んでたな。
 ため息ばっかりして、眉間のしわがゆるむことはなかった。


 魔王に対する怒りもあるがそれ以上に、俺たち全員魔王の力の強大さにあきらめににたような気持ちが多くを占めていた。
 これから俺たちはあいつ等に立ち向かっていかないといけないのか。
 勝ち目はあるのか?


 唯一魔王に立ち向かえる武器である剣も今魔王の手におちつつあるんだろう?
 だからまずは剣を扱える勇者を捜さなければいけないんだろうな。
 もちろん剣もできるだけ魔王たちに奪われる前に見つけなければならないけど。


 しかしここ最近ずっと旅続きで、体も相当疲れている。
 明日はしっかり休みを取らなければならないだろう。


 そして明後日からはまた新たな冒険だ。
 次の行き先で勇者に関することに進展があるといいな。 



 そう考えていると、ドアをノックする音がした。
 もうみんな寝ると言っていたが誰だろう?


 俺はベッドから下り、扉の前に立った。
 戸の向こうからは何も音は聞こえない。


「誰だ?」
 俺が聞くと「私」という声が聞こえた。
 この声はきっとリリスだ。


「リリス?」
 扉を開けると、そこには思った通りリリスの姿があった。
「どうした?」


「いや、寝付けなくってさ。ちょっと話し相手になってよ」
 そうか、俺も今全く眠たくない、リリスも同じなんだろう。
 みんな寝るとは言っていたが、目が冴えて眠れないんじゃないかな。


 でも、溜まったことを人に話せば、すっきりして眠気もでてくるかもしれない。
 体はかなり疲れているからすぐにでも寝付けるはずなんだ。
 とりあえず俺はリリスを部屋に招き入れ、ベッドに並んで座った。


 リリスが俺を見上げ口を開く。
「あのさ、フレアはアスカ・リタを見て何か感じなかった?」


 てっきり魔王や勇者について話を聞いてくると思っていた俺は拍子抜けした。
「いや?なにも感じなかったけど。リリスにはなんか思うところがあったのか?」
 俺がそう聞くとリリスは少し顔を伏せた。


 どうも図星のようだ。
 しかし、深く聞いていいものか。
 俺が悩んでいると、リリスの方から口を開いた。


「あのさ、私アスカ・リタをどこかで見たことある気がするんだ」
「どこかって、どこで?いつ?」
 そこまで聞いて俺はしまったと思った。


 リリスはあまり質問責めにされるのは好きではない。
 これも今まで俺が村の学校にいたとき、わからないことを手当たり次第聞きまくったからだ。
 そこからリリスは俺に質問されることを嫌うようになった。


 しかし当のリリスは表情を変えずに相変わらず、不安そうな表情をしていた。

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