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RAINBOW STORY ? 135 Magic is still secret

「どんな”こ”がいるのかなぁ?可愛いのがいいな」
「そうだねぇ、私もできれば可愛いのがいいかな」
 リリスとフラウがにこにこと話している。 


 どんな”こ”か。
 特にリリスなんかはごっつい奴なんて苦手だろうな。
 もしかしたら乗り物用のモンスターを選ぶのに手間取るかもしれないぞ。


「ちょいちょい、二人とも。見た目で選んだらあかんで。昨日で選ばなあかん。見た目で決めよったら、ぼったくられるで!」
 そこへランが割ってはいる。
 なるほど、なかなかいいことを言うな。
 リリスなら見た目で選んでしまいかねない。


「わ、分かってるよ」
 リリスがそう言いながらも口をとがらせる。
 それを見てランは腰に手を当てにっと笑った。


「ま、リ・エルダムは別名モンスターストックって言われとるくらいやからな。リリスも気に入って、力も申し分ないようなのが一つくらいはおるはずや。ま、それを見つけるまでにどんだけかかるか分からんけどな!」 
 むはははは、とランが豪快に笑う。


 しかしそれじゃ笑い事じゃないぞ。
 もしかしたら出発ができないなんてことにも。


「フレア、何よ、その顔!私にだって危機感とかあるんだから、みんなを困らせるようなことはしない!」
 リリスは盛大に鼻を鳴らした。
「あぁ、それならいいんだけどさ」
 俺が苦笑いを浮かべると、フラウがつられて笑った。


 なんかフラウのこういう顔を見るの久しぶりな気がするな。
 昨日、今日は忙しくて、にこにこ笑ってられるような時間なんてなかったし。


「そういえば、ランは乗り物どうするの?」
 確かにフラウの言うとおり、ランは何も乗り物らしきものは持っていない。
 彼女は馬車か何かに乗ってきたのだろうか?


「何言ってん!私を誰やと思ってんねや!」
 ランは急に大声を出し不適な笑みを浮かべた。
「ま、まさか走ってきたのか?!」
「なんでやねん!おまえはうちを何やと思ってるんや!」
 ランは大げさにずっこけるまねをして怒鳴った。


 なんだと思ってるか聞かれてもなぁ。
 すごい体力のある女の子、というようにしか。


「あんなぁ、うちは召還士やで?」
「あぁ、そうか!召還魔法を使うんだね!」
 フラウがぱっと表情を明るくしていった。


 なるほど!そうだった。
 ランは召還士じゃないか。
 じゃぁ、異界とかその辺から何か乗り物になる生き物か、道具を呼び出すんだな。


「せや!ま、うちがどんなん使うんかは、またの機会のお楽しみやな!」
 にひひ、と笑うとランは前を歩くブラストの横に並んだ。
 ブラストは一人俺たちの前を地図を睨みつけながら歩いていたんだが、ランが隣に立ったことで顔を上げた。

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