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RAINBOW STORY ? 136 Special magic

「ねぇ、どんな生き物がいいかな?」
 こちらではリリスとフラウが会話を再会する。


 確かこれから行く先には見たこともないような奴らがたくさんいるって話じゃないか。
 俺はできるだけかっこよくて、強い奴がいいな。  
 フラウやリリスは可愛いやつがいいって言ってるけどさ。


「確か、ランの住んでた場所って山奥にあるんだよね。崖を上ったり、きつい勾配の道でも行けるものじゃないとだめだって話」
「と、なると、可愛いものというのはなかなかいいのがいないだろうな」
 ブラストがちらりとこちらを振り返って言った。
 リリスが頬を膨らませる。


「ま、不細工じゃなかったらいいじゃないか。とりあえず見るだけ見てみようぜ」
 俺だって全く見た目にこだわらない訳じゃないし。
 できれば不細工な顔のやつはいやだ。


「どうせなら空を飛べるようなやつがええなぁ。一番ええのが翼竜やね」 
「翼竜?!ドラゴンか?!」
 翼竜っていうのはドラゴンの中でも軽い方の部類だ。
 唯一人が飼育できる種類らしい。


 冒険小説なんかではよく見かける生き物だ。
 それに乗ることができたらどんなにうれしいだろう。


「まぁ、翼竜言うたら目ん玉飛び出るほど高いから、うちらには無理やろうね。大体売ってる場所も世界に数えるほどしかないし」
 たしかにそうだ。
 冒険小説なんかで翼竜を体に入れるルートというのは、たいていダンジョンの中で出会って、死闘の末、意気投合する、とか、竜と人間が一緒に暮らす街を救って、お礼に竜をもらう、とか、そんな感じだ。
 なんにせよ、普通に旅しているだけで手にはいるようなものじゃない。
 もしそれを買うとなったらとても払える値段じゃないだろう。


「ま、縁があったらいつか手に入るんとちゃう?ここには勇者様が一人おるくらいやしな」
 ランが後ろ向きに歩きながら、にかにかと笑った。
 その横でブラストが盛大に鼻を鳴らす。


「うちの場合は手に入らんでも、修行を積めば呼び出すことができるけどな」
「へぇ?!うらやましい」
「せやろ?」
 俺が素直にうらやましがると、またランはにかにかと笑った。


 いいなぁ、俺にも召喚魔法使えないかな。
「召喚魔法ってどんな人が使えるんだ?」
 そもそも俺にはどんな風に使うのかも分からない。
 やっぱりフラウの精霊魔法みたいに、才能とかそういうのがないとだめなのか?


「せやな、才能やわ」
「やっぱりか」
 俺には使えないのかな。


 竜とか呼び出せたら勇者みたいじゃないか。
 いや、もしかするとこの中に召喚魔法の才能を持った人がいるかもしれない。
 いや、ブラストは勇者に選ばれたくらいだ、何か魔法の才能があるんじゃないかな。
 あ、でもこないだねこボン魔法とかいうの使ってたっけ


「なぁ、ブラストがこないだ使っていたねこボン魔法って才能とかいるのか?」
 俺が聞くとブラストは振り返らずに答える。
「あぁ、普通はねこボンしか使えないものだからな。俺は特別だ」
 さらりと言ってのけた!!


 そういえばリリスもリリスで癒しの一族とかって、魔法得意だったしなぁ。
 フラウも精霊魔法使えるし。
 俺だけ普通の魔法かよ、なんか悔しいな。


 最近は冒険が多かったけど、移動ばっかりだったし、剣使った戦闘とか、魔法使ったりしてないからな。
 今度時間があるときにまた特訓でもしようか。


 いや、少しは魔法について勉強した方がいいかもしれない。
 フラウにでも今度世の中にはどんな魔法があるか聞いてみようかな。
 もしかしたらどれか一つくらい特別な魔法を扱う才能があるかもしれないし。

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