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RAINBOW STORY ? 137 Unpleasant sign

「それでさ、大きな鳥みたいなのっていないのかな?私はドラゴンよりもふかふかした鳥がいい」
 横ではリリス達が乗り物モンスターについてのおしゃべりを再会したらしい。 


「そうだね、鳥も空飛べるしね。堅い鱗の上に乗るよりも柔らかい羽の上に乗る方が私はいいな」
「だよね!私も!」
 二人は和気藹々と会話する。


 俺はどんなやつがいいかな。
 確かに鳥型のやつもいいな。
 背中に乗って空を飛ぶのって楽しそうだ。 


「あ、一ついい忘れとったわ」
 そこで急にランが振り返った。
「リ・エルダムはモンスターがたくさん集まる場所や。モンスター同士はそないに仲はようない。でも檻で囲まれとるから逃げようがないんや」


 でも、とランは眉根を寄せる。
 リリスとフラウが顔を見合わせ、不安そうな顔をした。


「残念やけど、空飛べるモンスターは檻から逃げ出せるし、狭い所に閉じこめるわけにはいかへんから、おらんわ」
 そう言った途端ランは前を向きすたすたと先へ歩いていってしまった。


「ええぇえぇえー!!」というリリスとフラウの叫びが草原に流れた。


 :


 モンスターについて想像を巡らせるのは自由だけれど、なにがいるかは見てみないと分からないから、あまり期待するな、ということで、俺たちは気を取り直し、引き続き街へ向かって歩いていた。

 今俺たちは再び森の中を歩いている。
 この森の中心辺りに俺たちの目指している町があるのだ。
 森に入ってからほかの冒険者を見かけることは少なくなったが、まだモンスターとは遭遇していない。
 この調子だと、何とも戦うことなく町へ着けそうだ。

 さっきものんびり弁当を食べることができたし、平和ってのはいいことだな!
 俺たちは和やかな雰囲気の中、談笑しながら歩いていた。

 しかし、急にブラストが立ち止まったんだ。
「どうした?なんか聞こえたか?」
 アイルースを出たときから変わらず先頭を歩いていたブラストが立ち止まったので、俺たちも立ち止まらざるを得なかった。

 辺りを見回してみるが、特に何か怪しいものが見えるわけでもない。
 きちんと石で整備された道の脇には木々や草花が生えており、そこから日差しが降っていて、結構明るかった。
 木と木の間も結構あいているし、意外と遠くまで見える。

 しかしブラストは警戒心を解かず、背負っていた弓に手をかけた。
「何かいやな予感がする。みんな武器を構えていてくれ」
 ブラストが目配せをした。

 みんな怪訝そうな顔をしながらも身構える。
 リリスは杖を構え、俺は背中に留めていた剣をベルトから抜いた。

 フラウは武器を持っていなかったので、軽く腰を落として、手を突きだした。
 ・・・・・・少し間抜けな格好だけど、フラウはそれが落ち着くのかな。

 そしてランは何も武器は持っていないようで、見よう見まねでフラウと同じ格好をした。
 二人してそんなポーズしなくてもいいのに、と思ったけど、あえて口には出さないでおく。

 そして少し間が空き、やっぱり何もないんじゃ?と俺がちらりと思ったときだった。

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