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RAINBOW STORY ? 139 Inexplicable forces

「うわっ!」
 俺は少し情けない声を上げながらも、ぶつかってきた体を剣で受け止め跳ね返した。


 切りつけるわけにはいかないので、俺は剣の刃ではなく、面で相手をすることにした。
 フラウも風の精霊、フウを呼び出し、モンスターたちを風で吹き飛ばす。
 リリスも火事場のバカ力か、杖でどうにか応戦している。


 そこへ、ランが飛び込んできた。
 ランの顔は真っ青だ。
 かみついてくる口をどうにかよけ、なぎはらいながらランの方を見たが、その後ろにブラストが続いてくる気配がない。


「どうした?!ブラストは?!」
 俺が聞くと、ランは飛びかかってきたモンスター一匹を、真っ青な顔のまま殴り飛ばすと、口を開いた。
「ブ、ブ、ブブ、ブラストが!なんや変なことに!」


「なんだって!」
 俺は剣で攻撃を受け止めながら聞く。
 ランはモンスターたちを蹴飛ばしながら、悲痛な顔で俺を見た。


「フレア、リリス!ここは私が押さえるからブラストの方へ!」
 不意に後ろにいたフラウが叫んだ。
 思わず振り返ると、突風が吹き、モンスターたちが吹き飛ばされていく。


 俺が相手をしていたやつも一回蹴飛ばすと風に巻き込まれてと奥に飛んでいった。
 きゃんきゃん、という鳴き声が離れたところから聞こえてくる。


 しかし、一匹だけ、一番大柄なやつが吹き飛ばされなかった!
 そいつは風に逆らいまっすぐフラウに向かっていく。


「危ない!」
 俺はほとんど無意識に駆けだした。
 しかし俺よりも相手の方が早い。
 間に合わない!
 でも、あきらめるものか!


 なんだかそのとき妙に時間の流れが遅いように感じた。
 いろんなものがゆっくりと流れていって、俺の体すらゆっくりと動いた。
 でも、俺の頭の中だけは普段と変わらない速度で働く。



 何が起こっているのかいまいちよくわからないが、とにかくどうにかしないと!
 モンスターがフラウの目前に迫る。
 フラウのきれいな緑色をした目が見開かれた。


 俺はモンスターとフラウの方向へ手を伸ばす。
 途端何かが俺の中に流れ込んで来た。


(キニクワナイ)

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