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RAINBOW STORY ? 145 Questioning

 一旦俺たちはマイトさんの営む店の中へ入り、モンスター達を見つけ、ここまで連れてくるまでの経緯を語った。
 その間に、俺のものとなるモンスターには、従業員が鞍や手綱をつけてくれるという。


 そしてマイトさんはいくらか謝礼金まで払ってくれた。
 といっても額は俺には知らされなかったんだけど。
 まぁ、財布はリリスやブラスト、フラウに任せておくべきだろうから、何も言わないでおいた。


 それに謝礼金をもらうまでもなく今の俺たちはリッチだった。
 そう、学校の修復代を魔石によってブランが賄いに行ったとき、リリスはちゃっかり俺たちの分の魔石も換金させていたんだ。
 だから、モンスターを買おう、なんていう余裕もある。


「そうですか、急な山も登れるようなモンスターをお探しで」
 マイトさんはそんな俺たちの話を聞き、いくつかいい店を紹介してくれた。


 この後は、マイトさんおすすめの宿屋に行く。
 宿屋の主人も俺たちがモンスター達を連れ帰ったことを知っているだろうから、親切にしてくれるだろう、ということだ。


 そして、宿屋にいくつか荷物をおいた後は、女性陣、男性陣に分かれて、町を散策することにした。
 夕刻宿屋前で落ち合う予定だ。
 そして今後の予定も決まり、話題もなくなってきたところだった。


 不意にブラストがまじめな顔をした。
 今まで楽しく談笑していたリリスたちが怪訝そうな顔でブラストを見る。
 俺もどうしてブラストがそんな難しい表情をするのかよくわからなかったし、お茶やお菓子を振る舞ってくれていたマイトさんは何か悪いことでもしたのか、と焦った表情を浮かべた。


「マイトさん、少し言わせてもらってもいいですか?」
 いきなり低い、怒ったような
トーンで話し出すものだから俺たちは呆気にとられた。


「は、はい?なんでしょう」
 マイトさんは少し冷や汗をかいて、ブラストの表情を伺う。
 めがねの奥のブラストの瞳は何を見ていたのかわからない。


「あなた、モンスター達のこと全て他の若い店員に任せているんじゃないですか?」
「えっ?」
 ブラストがめがねをくいと指先で持ち上げる。
 その目ににらまれてマイトさんはかわいそうなくらい縮みあがった。


「どうなんですか」
「ちょ、ちょっとブラスト!」
 余りにブラストがマイトさんにきつく詰め寄るものだから、フラウが止めに入った。
「一体どうしたんだ?」
 俺も口を出す。


「悪いがみんな黙っていてくれ。これはさっきのモンスター達のためなんだ」
 黙っていてくれ、という言葉にはむっとしたが、モンスター達のため、といわれるとあまり文句を言うこともできない。
 ここは黙って聞いているほかないだろう。
 そのうちブラストの考えもわかるはずだ。

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