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RAINBOW STORY ? 149 Mysterious necklace

「あ! あの店おもろそうやない? 覗きに行こ!」
 ランはさっと駆け出す。
 ランの向かっていった先にはいくつも建物が並び、店の前の道にまで品物が置かれた台がせり出していた。
 その上には様々な見慣れないものがおいてあり、確かにおもしろそうだ。


「あ! 待ってよ、ラン!」
 フラウとリリスがあわてて追いかけていった。
 俺も小走りに後を追う。


「お! これ可愛い」
 ランが手に取り、フラウも思わず声を上げたそれは卵のような形をしたものだった。


 店の台の上一面にカラフルな卵のような形のものがついたネックレスが置いてある。
 それは卵形ではあるけれど、意外と平べったく、重さや手触りで卵とは明らかに違うものだとわかった。


 俺たち4人はそれぞれいろんな色をしたそのネックレスを手に取りしげしげと眺める。
 それは一色で塗られているものや、しましま模様、水玉模様などいろんな柄があり、色合いも様々。
 さわった感じは石のようで、でもほのかに暖かかった。


 空を見上げると日はまだ明るい。
 しかし石のようなこれが熱を持つほどの日差しではなかった。
 これはなぜ暖かいのだろう?
 やっぱり何か仕掛けがしてあるのか?


「これ首にかけるとちょっと重いな」
 リリスが首にネックレスをかけ、眉間にしわを寄せていた。
 確かに卵形の石のようなものは、手のひらサイズでネックレスの割に大きい飾り。
 それなりの重量があるから首にかける部分は厚手の布になっている。


 そのひもにも飾りがついていたりいろいろな柄がある。
 ネックレスが並べられているところには「女の子に大人気!!」と書かれた紙が置いてあったりもした。

「私はあんまり興味ないかな」
 リリスはすでに飽きてしまったようだ。


 俺も赤いしま模様の卵をおもしろいと思いつつ眺めてはいたものの、特に欲しいとは思わなかった。
 それにこの卵は俺の服に合わない。 


「これどんな効果があるんだろう?」
 俺やリリスとは裏腹にフラウは思いきりそのネックレスに食いついていた。
 ランも興味津々といった様子だ。


 俺たちのほかにも道を通りかかった若い女性が見ていくが、フラウたちのように引っ付きはせず、少し見ただけで去っていく。
 みんなこういったものを見慣れているのかな。


 俺たちはずっと村で暮らしてきて、ほとんど外の世界を知らなかった。
 フラウやブラストが外の世界についてもちゃんと勉強していたからいいものの、俺だけだったら妙なものつかまされて路頭に迷っていたかもしれないな。


 俺は卵を眺めるのに飽きて、隣の建物の方を見た。

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