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RAINBOW STORY ? 158 Frau's meeting

 茶色い風船のようなモンスターがふかふかと浮いていて、ゆったりとこちらに向かって飛んできているんだ。
 そのモンスターは、口元が特徴的なねこボンのような顔をしていて、頭の天辺にはなにやら全体的に緑色をしたモノが見える。
 その生き物は異様な雰囲気をまとっており、道行く人たちはすぐさま道をあけた。


 そして、ある程度近づいてきたとき、緑色のモノの正体がはっきりと分かった。 
「フラウ!!」
 モンスターの頭の上にあるのはフラウの顔だった。


 :


 俺たちはいろいろとあったせいで随分喉が渇いたこともあり、果物の汁だけで作った作りたてジュースがうまいと評判の屋台の席に座っている。
 リ・エルダムは森の中の町だから、果物が豊富に採れるらしい。
 俺はすっぱい赤い実、ケーマのジュースを頼んだ。
 この酸っぱさが癖になるんだ。


「よくそんな酸っぱいの飲めるねぇ」
 少し冷ややかな目で俺を見るリリス、そしてランやフラウは同じジュースを飲んでいる。
 甘みの強い緑色の皮をした果物、リンドのジュースだ。
 緑色の皮をしているものの、ジュースは黄色っぽい色をしている。


「そんで、フラウ。なんでいなくなったんか、教えてくれへん?」
 ランがジュースをグイグイ飲みながら聞いた。
「あぁ、そうだね。ちゃんと話しておかないと」とフラウは店の横を向いた。
 そこには幸せそうな顔でふわふわと宙に浮いているモンスターの姿が。


 これこそフラウが乗ってきたモンスターだ。
 その横にはリリスが買ったばかりのフォルターが並ぶ。
「リリスの話も聞きたいけど、まずは私からだね」
 そしてフラウは俺たちと再会を果たすまでを話し始めた。


 まず最初ランが言ったとおり、ネックレスを買った後は二人で町の中を歩いていたらしい。
 そしてランが召還士の女性と出会い、フラウは近くにあった店でランを待つことにした。
 その店はおもちゃ箱のようなかわいらしい作りでいろんな雑貨が並べてあった。
 そして、雑貨のほかにも様々な薬を販売していたという。 
 その店はクアルマという女性一人で経営していて、彼女にいろいろと話を聞きつつ、冒険で役に立ちそうな薬をみて回っていたらしい。


「それで、どんな薬を買ったの?」
 リリスが興味津々といった様子で聞く。
「えっとねぇ、薬草とか、傷薬とか、消毒作用のある薬、料理に使えそうな葉っぱ、しばらく眠れなくなるキノコ、それから・・・・・・」
「あ?、もういいよ、続き話して」


 どんどん怪しげなものが出てきて、リリスは途中でフラウの声を遮った。
 この調子だとフラウはきっと使うことがまずないだろう薬や薬草を買っていそうだ。
 でもフラウが方から提げている鞄はあまり膨らんでいない。
 結構コンパクトな物を多く買ったのかな。


「それで、そのクアルマさんの店で、あの子と出会ったんだ」

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