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RAINBOW STORY ? 160 Soarsu cat

「あ、そうそう。それで、続きを話すけど・・・・・・」
 モンスターの名前はソアースキャットといい、少し顔がねこボンににているけど、ねこボンとは全く関係のない生き物らしい。 
 そしてフラウが連れてきた彼女は、前々から外の世界にあこがれていたそうだ。
 だからフラウに猛アピールしてきたと。


「それでクアルマさんがあの子を買ってくれないか、って」
 ぜひ、彼女を外の世界に連れ出してほしい。
 そしてできれば、ほかのモンスター販売所のようにお金を出して買ってほしい、と頼んできたそうだ。
 そうすれば彼女のためにもなるし、孤児院にお金を送ることができると。


「う?ん、そのクアルマさんって人はええ人やねぇ」
「うん、すごく親切で優しい人でさ。いつもにこにこしてた」
 フラウもにこにこしながらいう。


「だからね、買ってあげることにしたんだ」
 ソアースキャットというモンスターは人を乗せて空を飛ぶことができるモンスターで、魔力を使って意志疎通を図ることができる、とフラウはいった。
 要するに強い魔力を送れば早く飛ぶこともでき、魔力の送り方によって、飛ぶ向きとかも操作できるらしい。
 このリ・エルダムの中で数少ない空を飛べるモンスターで、大々的には販売をしていないので、かなり珍しいという。


「それで、少し乗る練習をしたんだけど、彼女すごくいい子でね」
 モンスターの方からフラウにあわせてくれ、彼女は人の言葉がいくつかわかるようだったらしく、すぐに乗りこなせるようになったそうだ。
 しかも彼女しぼんで小さくなることもできるそうで、持ち運びもできるとか。
 最小で小鳥ほどの大きさになるらしい。


「それで、買ってきたってわけか」
 物の見事と二俺たち3人はみんなタイプの違うモンスターになった。
 残るはブラストの乗るモンスターだが、一体今ブラストはどこでどうしているんだろう?


「ところでフラウ。彼女のお値段は?」
 さすが金にがめついことで評判のリリス。
 ここはきっちり聞くなぁ。
 ランも少し興味深そうに見ている。


「え?大体8000Gだけど・・・・・・」
 フラウが首を傾げながらそう言うとリリスはハッと驚いた。
 そして軽くうなだれる。


「フォルターと比べて半分近く安い。負けた・・・・・・」
 値段に負けたも勝ったもないだろうけれど、思いの外安いことに驚いた。
「クアルマさんてほんとにええ人なんやねぇ」
 ランが言うことがもっともだと思う。
 きっとクアルマさんが少し安くしてくれたんだろう。


「そういえば、なんでその店ってそのモンスターを飼っているんだ?」
 どうやってそのモンスターを入手したんだろう?
「え?あ、それ聞かなかったなぁ」
 フラウはえへへと笑う。
 俺たちはえーと叫ぶ。


「ま、また機会があれば聞いてみるからさ。そろそろ宿に帰ろうよ」
 見ると空はだんだんと暗くなっていく。
 思ってみればさっきよりも随分と暗くなったな。
 俺は残っていたジュースを飲みきり、フラウが代金を払った。


「悪いな、なんかおごってもらったみたいで」
 俺が言うと、ううん、とフラウは首を振る。
「お金はみんなの物だから。それに今は私が一番お金持ってると思うし」
 フレアは今はあまり持ってないでしょ、と言われ、フラウには俺たちのことは何でもお見通しだと思った。
 今俺のポケットの中には数枚お札がはいってはいるものの、どこか心許ない額だ。


「そろそろブラストも帰ってくる頃じゃないかな」
 フラウは小さくなったソアースキャットを抱え先を歩いた。
 後ろに俺とラン、そしてフォルターを引くリリスが続く。
 こうして俺たちは町での買い物を終えた。

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