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BLACK BIRD 第1章 -16-

「これでよし。すっかり忘れてたよ、ごめんね?。」
 私は今理科室でめだかにエサを上げていた。
 めだかたちは二日ぶりのエサに勢いよく食いついている。


 さっきまで私はゆうと一緒に学園物の本を読んでたんだけど、そこに偶然めだかが出てきて、それで私の学校にめだかがいたことを思い出したんだよね。


 めだかたちが満足した様子で泳ぎだした水槽は少しにごってきている。
「暇だし、ちょっと洗ってあげよっか。」
 私はそうつぶやいた。


 大き目のビーカーに水をくみ、めだか達を移す。
 中に入っていた水草を取り出し、流しに置いた。
 そして細かい石の粒を落とさないように水を流していると、石の粒の間に何か赤く光るものが見える。


「?ナニコレ?」
 私は少し生臭いそれを摘み上げた。
 その赤く光るものは宝石のように見える。
 卵のような形をしていてきれいだが、きっとこれはガラス球だ。
 こんなところに宝石があるはずがない。


「でもキレイだからとっておこっと。」
 私はそれを石鹸できれいに洗いズボンのポケットへ突っ込むと、水槽の掃除を続けるのだった。


                    :       
                             
「んん・・・」
 俺が目覚めるとすでに空は赤くなりかけていた。
 休憩に入ってから俺は一人、学校前の草原で機械をいじってたんだっけか。
 いつの間にか寝ていたみたいだ。


 起き上がり機械を見ると5時。
「まだ5時か・・・。」
 俺はそうつぶやくとまた草原に寝転がった。
 草原はふかふかしていて寝心地がいい。


 俺は手に持った機械をまた眺めた。
 機械の横についた赤いレンズ。
「なんかこれバーコードを読み取るヤツみたいだな。」
 俺はそうつぶやきながらメニュー画面を開いてみる。


「あ!」
 するとさっきまで×印がついていた機能の一つが使えるようになっている。
 Living thing readerと表示されているのだが俺には意味がよく分からない。
 とりあえず決定ボタンを押してみる。


 するとレンズからレンズと同じ赤い光が出た。
「わ!」
 思わず機会を落としそうになりあわてて持ち直す。
 そのとき光が手に当たりさらに決定ボタンまで押してしまう。


 すると次の瞬間画面になにやら文字列が表示され、真ん中にnow loadingという文字が出てくる。
 しばらくすると画面に俺の姿と「カイタニ リュウ」と俺の名前が表示された。
 その下には体重やら身長、さらにはプロフィールなど様々な情報も表示される。
 どうやらこれは光を当ててボタンを押すとそのものの情報を知ることができるようだ。


 もう一度決定ボタンを押すとnow preservingと出る。
 するとフォルダ画面のようなものが表示され俺の名前が書かれていた。
 今さっきの文字は保存中という意味なんだろう。
 どうやら一度読み込むとその情報を記録するようだ。


 俺はためしに今度は地面に生えている草に光を当ててみる。
 すると草の画像と名前、説明が表示された。
「へぇ、これは面白いな。」


 俺は今度は学校に光を向けてみた。
 ここから学校までは何メートルか距離があるのできっと光は届かないだろうが、ためしに決定ボタンを押してみる。
 すると、機械はさっきと変わりなく読み込みを始め、画面には学校が表示され、校内の様子まで出てくる。
 さらに中にいる人の様子までわかるようだ。


 この光は遠くまで届くということは赤外線ようなものが出ているのだろうか。
 本当にこの機械はいったいどこまですごい機能を持っているんだろう。
 とりあえず俺は他のものも何か読み取ってみようとその場を後にした。
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