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Another fantasy ? 110 ?

 そしてぼんやりと見ていた空の端、そこに僕は動きを感じた。 
 空に開いた穴に、いや、その周辺に変化が起きている!


 というのも、その穴は今まで絶えず悪魔のようなモンスターが吐き出されていたのだけれど、今や最初の勢いはなく、穴から出てくる影は少なくなっていた。
 さらに、穴の近くでは何回も赤い光が瞬き、爆発が起こっている。
 爆発した後から下に向かって黒い点が落ちていくところを見ると、悪魔は続々と倒されていっているようだ。
 これはきっとキルアがそこにいて、悪魔たちを退治してくれているのだろう。


 そしてほかにそこではとても小さな赤い点が二つ揺らめいては爆発を起こしているのが見えた。
 そこで僕はひらめく。
 そうだ、すっかり忘れていたけど、あれはきっとマオ君だ!
 マオ君もキルアと一緒に奮闘してくれているに違いない。


「おい!あそこ、穴が開いてねぇか?!」
「うわ、なんだあれ?!あれからなんか黒いのが出てる!」
「もしかしてあの穴からこのモンスターどもが出てきてるんじゃ!」
 僕がじっとその穴を見つめていたからか、船の上の人々も空に開いた穴の存在に気づいた。
 だんだんと騒ぎが大きくなる。
 しかしそれを凛とした声が抑えた。


「静粛に!」
 辺りがすぐさましんと静まり返る。
 その声の主、それはバリアだった。


 いつの間にか彼女は僕のすぐそばまで降りてきていて、屋根の下の人々を見下ろしている。
「私はこれから船で怪我をした人々の救援に回ります。空に開いているあの穴は今私の使いが塞いでいる最中なので気にすることはありません」
 私の使いとはよく言ったものだ。
 まぁ、悪魔と魔王が塞いでいる最中だなんて言ったらよけいな混乱を招くだろうからそれでいいんだけどさ。


「あなたたちは、船に残った魔物を倒しなさい」
 見るとまだ甲板には悪魔たちが投げ入れたり、自分から乗り込んできた海のモンスターがたくさん残っている。
 さっきバリアが使った魔法に放心していてまだ動きがのんびりしているものが多いけれど、直活発に動き出すだろう。


「そ、そうだな!神様の使いが行ってくれてるんなら、心配ねぇ!早くモンスターをおっぱらうぞ!」という野太い声があがり、それを合図に屋根の下にたまっていた人々は動き出した。
「ケイ、そんじゃあたしはけが人見てくるから。あんたはあんたで考えて動くこと!」
 バリアもそう言い残すとすぐさま飛び去って行ってしまった。


「ケイ!それじゃぁ、早くブレイズ達に合流しよう!」
 クイットが気をとりなおしたように言う。
 僕は深くうなずいた。
 そうだ、早くブレイズとキトンと合流しなければ。
 彼らは僕よりもずっと強そうだったからきっと無事でいてくれるとは思うが、傷ついている可能性は十分ある。
 今はバリアの力がないから、今さっきはーピーを治療したときのような魔法は使えないけれど、少しなら傷を癒すことができるだろう。


 僕は屋根から辺りを見回した。
 空には新たに穴から出てきたらしき悪魔たちがいたことにはいたけれど、キルア達が奮闘してくれ、さっきバリアによって退治されたおかげでかなり数が少ない。


 しかしそこで僕はなにやら奇妙なものを見た。

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