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10?P

 な、なんだ、こりゃ!
 今俺は黒猫みたいな奴と衝突した。
 がっしり手と手を合わせまして、俺らは勢いそのまま転がっちまったんだ。


 でも、そのとき。
 手と手が合ったその瞬間、なんか俺ん中で変なことが起こった。
 なんというか、フラッシュバック?走馬燈?いろんな映像が流れちゃ消えていき、その映像全部なんかゲーム画面みたいなんだよな。
 しかもどれもこれも戦ってるシーン。
 魔法使ってたり、武器ですげー攻撃してたりとかいう。
 しかも何でか今なら俺もそれができそうな気がするっていう、妙な自信。


 なに、俺、魔法使えんの?
 武器使ってがんがん戦える系?
 いや、待てよ、俺なんも武器とかもってねーよ。
 あって財布?
 銭投げでもしろってか?


「ちょ、ちょっと大丈夫?」
 ぶっ倒れたまんまの俺の上から声がする。
 しかも肩に腕通されて無理矢理立たされた。
 あーなんかすげー頭がぼんやりする。


「ちょっと、お兄さん、誰か知らないけど、トカゲ!」 
 俺の目の前で変な模様の入った肉級が揺れた。
 トカゲ?


「ぬあー!!」
 思い出した。
「ちょ?!」
「すまないな、黒猫君。さぁ、一緒に戦おう。いや、むしろ戦ってください」
 そうだったよ、俺はトカゲの皆様方に追い回されてたんだ。
 くー、モテるっってつらいねぇ。


「ちょ、戦うって!兄さん狙われてるよ!」
 なんと、猫少年の言うとおり、トカゲさん方ゆっくり近づきながらみんな俺の方見てる。
 残念、みんな俺のタイプじゃねぇ。


「おい、少年。何か武器を持ってたりしたら是非貸していただきたいんだが、どうかな」
「へ、変な話し方するね、兄さん」
「あぁ、君もずいぶんと不思議な奴だなぁ、少年」
 いくら夢の中だからって喋って服着て二本足で歩いてリュックまで背負ってる黒猫さんがいるかいな。


「あの、ナイフなら持ってるよ」
「ナイス、少年!」
 俺は少年の持つ折りたたみナイフを受け取り、ぱちんと開いた。
 刃はかなり小さい。


 トカゲの皆様方はどちらも皮膚が硬そうだ。
 このナイフそのままじゃどうにもなんねーけど、しかし、武器の一つくらい持ってないと寂しいじゃないか!


「兄ちゃん、右端の奴が来るよ!」
 青年が声を上げた。
 見れば3匹並んだ右側の奴が雄叫びをあげながら走ってくるじゃあないか。
「怖っ!」
 俺はダッシュで逃げる。
 するとほかの二匹もドカドカ走り出した。

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