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13?Y

(おいおい、あそこにいんのはなんだ?!)
(妙な生き物だねぇ?)
(お年寄り、いる)
(なんか変な組み合わせの人たちねぇ)


 小うるさいネックレスと、それを手にぶら下げたその女性は奇妙な3人組を発見した。
 というのも、紫色のローブを頭から羽織った腰の曲がった人物、そしてその横には真っ白な巨大なキノコに手足が生えたような生き物が2体。

 そのうち一体には矢印のような形をした角としっぽが生え、小さめ。
 その横にいるものには何も生えていないが、しかし、その背中には赤い炎のような文様が淡く光っていた。


「そこの!」
 女性が呼びかける。
 すると、のんびりと歩いていた一団がこちらを振り返った。


 背中の曲がった人物は杖を突いた老婆、ほかの妙な生物は簡単な顔つきをしており、まるで子供がボールに落書きしたかのような顔である。


「おや、仲間が向こうから来てくれたようじゃの」
「仲間?あなたたちも奇妙な生き物に言われてここに来た人ですか?」
 ペンダントを持ったその女性は明らかに顔に警戒を滲ませていたが、そう切り出した。
 思っていた以上に怪しい一団だが、あまり力はなさそうだ。
 話を聞くだけ聞こう。
 特に老婆は何か知っていそうだ。
 横にいいる生き物にしても例の文様がある。


「わしらもあんたと、その、手にぶら下げているものと同じようにここにきた」
(あのばあちゃんにも俺らの声が聞こえてんのか?)
(いや、聞こえてないみたいだよ。ちっとも反応してくれないもん)
(たぶん文様が見えたんじゃない?)


「そうか、よかった。話が通じる相手だな」
 女性はいくらか安堵した表情を浮かべ、少し彼らに近づいた。
 そんなときだった。


「ギャギャギャ!ギャ!」と奇妙な鳴き声をあげ、矢印のような角が生えた方の生き物が走りよってきた。  

 思わず手に持った槍の柄で突き飛ばしてしまいそうになるが、慌てて腕の動き止める。


「ギャギャ!ギャー、ギャギャ!」
「なんだ?」
 女性は戸惑うばかりだったが、ペンダントの中の声は違った。


(おい、おまえ俺たちの声が聞こえるんだな!)
(やった、君こそ僕らに力を貸してくれる人なんだね!)
(この時を?、待っていた?!)
(彼女、そう、違いない)


「君、このペンダントからの声が聞こえるのかい?」

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