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BLACK BIRD 第2章 ?3?

 今使える機械の機能などについては、私の持つ機械の中のコクを中心に話を聞いた。
 どうも機械の中にある石の魔力のおかげで、いくらかの機能は使えるそうだけど、やはり大気に全く魔力がないせいもあり、機械から彼らが出てくることはできない。


 しかし、有力な情報が彼らによりもたらされた。
 というのも変身というものができるそうである。


 そんな、まさか!と私たちは思ったのだけれど、コクたちが嘘を言っているようには見えない。
「この機械の能力を使えば、ある程度まで服装を変えることができる。幸い、君達が着ている服はこの世界の物ではないからな」
 どうも私たちの世界の服のデザインを変える、ということはできないようだけど、今私たちが着ている異世界の服であれば、どんなデザインにでも機械の魔力で変えられるという。


「そんな都合のいい話があるなんて」
 悠ちゃんが苦笑いしながら言う。
 確かにあまりに都合がいいような気もするけれど、これは利用しない手はない。
 早速この世界でも目立たない、ふつうの服装に変わることにしようじゃないか。


「それでその変身ってどうやるの?」
 全員が同じ質問をしたので、再びコクが代表して答えた。
 彼が言うことには、機械のメニューの中にトランスという項目があるからそれを選んで、自分がなりたい服装をイメージするだけだという。
 これまたあまりに簡単だ。


 でも、簡単なのに越したことはない。
 私たちは早速、その機能を試してみることにした。
 機械に付いたボタンの一つを押すと、コクの顔が表示されていた画面が切り替わり、英文字が並ぶ画面が表れた。
 これがそのメニュー画面だ。
 そしていくつかボタンを押した先にTransと書かれた項目を発見した。
 早速試してみる。


 その項目を決定し、頭の中に普段の服を着ている自分の姿をイメージする。
 これは、異界に飛ばされる前、学校にいたときの服装だ。
 何となく懐かしく思った。
 やっぱりこういう変なデザインの服より、ゆったりしたいつもの服のほうがしっくりくる。


 そして、私はその服をイメージし続けていたのだけれど、だんだんそのイメージが崩れていき、自分の意志とは反対に服の画像は消えていった。
 あわてて目を開けると、私は普段の服装に戻っていた。


 黒いジーンズに、白いパーカー。
 猫のキャラクターがプリントされたいつものTシャツ。
 私は思わず立ち上がり、しげしげと自分の姿眺めた。


 なんだか感動した。
 こんなに普段の服はいいものだったのか。
 というかこの機能のことをもっと早く知りたかった。


 しかし、問題はまだ残っていたんだ。

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