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20?P

「なぁ、どーするよ。町ん中には入れねーしさ」
 俺は隣で、塀のようなものを見上げたまんまの黒猫少年とどこを見ているのかいまいち分からない奇妙な女の人を見た。


 その女の人は頭に角は生えてるし、片手が機械化みたいなことになってるし、もう片方の手には宝石みたいのが埋めてあったり、肩から棘みたいのが生えてたり、他にもあげ始めれば切りがないくらい変な人だった。


「とにかく中に入れないとなっちゃぁ・・・・・・どうするよ?」
 どうも俺は妙なところに飛ばされたみたいだが、この黒猫の青年はこの場所を知っているらしい。
 というか少年の話を聞く限りではこの妙な塀の向こうに彼の家があるようだ。


「他の仲間はどこにいるのですか?」
 いきなり変な女の人が話しかけてきた。
 俺的にこういう格好した人苦手なんだよな。


「知らないよ。町の中にいるのかもしれないし、町の外にいるのかもしれない」
「中に入れないのなら、外を探すしかないでしょう?」
 女の人はぽんと俺の背中を押した。


「う、ん、おぉ」
 どうも主導権を握られたようだ。
 俺たちの背中を押し、その女の人は俺たちの前をどんどん歩いていく。
 いったい何なんだろう、あの妙なリーダーシップは。
 あんな見た目じゃなかったらがんがんものも言えるんだけどさ。



「さ、行きましょう」
 少年が困ったような目で俺を見て、走り去っていった。
「何なんだよ」
 俺は肩をすくめ、その後を追う。


 他の仲間には気が合うやつがいるかなー、もー。

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