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RAINBOW STORY - 7 Trees that stand up and shake

 森の中を歩き続けて、数時間。
 途中で休憩を取り、昼ご飯の弁当を食べたりもしたが、もう夕方。
 ずっと運動しているせいか、かなり腹が減ってきた。
 もうそろそろ湖に着くころだ(たぶん)。


 最初はいろいろと村の人はどこに行ったのかとか、街について買う物について話をしていたが、疲れ(俺はそんなに疲れてないけど空腹)で会話もなくなっていき、今はもくもくと湖を目差して、歩きまくっている。


 しばらくして、俺の前を歩いていたブラストが急に立ち止まった。


「うぉっ! 危ねーな! 急に止まるなよ!」
 もう少しでぶつかるところだったじゃねーか!
「シッ! 静かにしろ! 今そこに何かいなかったか?」
 口に人差し指を当て、ブラストは近くの茂みの方を向いた。


 森らしく木や草が沢山生えている。
 ……アレ?
 こんなに木が多かったか?


 確かに、ここまで森の奥にきたことはほとんどないから、この辺りのことにはあまり詳しくないが、急に木の数が増えるっておかしいよな。
 さっきまでは光が差し込んでたのに、ここは薄暗い……。


「変だね……。何かイヤな感じ……。何かに狙われているような……」
 リリスが不安そうな表情を浮かべた。


 もしかしてモンスターだろうか。
 この森はモンスターが少ないはずだが、こんな所まで来ることはさっきも言ったようにほぼないからな。
 もしかしたら森のこの辺だけはモンスターが多めなのかもしれない。


 警戒してブラストが弓矢を構えた。
 オレも一応腰に下げていた剣を構える。


「……!」
 今木々の間で何かが動いた!
 すかさずブラストが矢を放つ。


「シャアアアァァァ!!」
 何かに矢が当たったらしい。
 モンスターか何かの叫び声が聞こえた。


 するとガサガサと周りに生えていた木が揺れ始める。
「なっ! なんだぁ?! どうなってるんだ?」


 風に揺れるなんてもんじゃない!
 木が動いている!!


「フレア! 囲まれてるよっ!!」
 俺に向かってリリスが大声を出した。


 後ろを振り返ると今歩いていた道の上に木が立っている!
 もう一度言うが生えてるんじゃないんだ!
 立っている!
 根っこが集まって足みたいになった木が何本も立って、道の上をガサガサ揺れている。


「どうなってるの? こんな木のモンスターはこのあたりには住んでいないハズ……」
 フラウがのんびりと首をかしげる。
 そんなゆったりしてる場合じゃねーよ!
 フラウ!


 フラウは賢いし、魔法も強力だが、どこかおっとりしている所がある。
 そこが唯一フラウの欠点といえるだろう。


 あー!
 どうすんだよっ!
 バカな俺にゃさっぱりわかんねー!


「あ、分かった!」
 オレと違って賢いフラウが何か分かったらしい。

>8話へ
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