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24?B

「とにかく仲間がそろったわけだ」
(私の前にいる奇妙な白い生き物がどこかうれしそうな顔をして言いました。

 私の顔も自然とほころびます。

 あまり苦労せずに私が探すべき仲間が見つかったのですから)


「しかし今後どうするか。このままここで過ごすわけにも行かないだろう」
(目つきの鋭い女性が言います。

 見た感じでは黒猫さん以外はみなさんほとんど荷物を持っていない様子。

 服装など見た目や雰囲気などが大きく違う点から、どの人も違う地からきたのでしょう。

 どこかゆっくり休めて、食料や水のあるところへ移動するべきですね)


「そーいや、町に入る扉には鍵がかかってたんだよな。誰か扉の開け方知ってたりとかしねーの?」
(黒猫さんの横に立つ若い青年が言いました。

 可能性は低そうですが、もしかしたらこの中に町にはいる扉を開けられる人がいないでしょうか)
「か、鍵かかってるの?」
「ギャ?」
(私の前の白い生き物二人が不安げな顔で言います。

 どうやらこの二人は扉を開けることができない様子) 


「いや。あなたなら魔法で扉を開けることができるんじゃないですか?」
(そこで口を開いたのが、目つきの鋭いあの女性。

 彼女は背後に立つおばあさんの方を振り返りました。

 この童話に出てくる魔女のような格好をした女性はもごもごと何か食べているのではないかと見紛うように口を動かしました)
「ふむ。魔法を使えば、その扉も開くかもしれんの」


(私は黒猫さん達と顔を見合わせました。

 しかし黒猫さんやピンクの髪をした彼の驚きは扉を開けることができる、ということだけに向けられたものではなかったようです)
「魔法?!」
「ギャギャ?!」
(白い二人、そして黒猫さんと男性はそろって声を上げました。

 まるで魔法があることが信じられないといった口振りです。

 しかし魔法、というものの存在は知っているようですね)


「さっきから普通じゃないと思ってたけど、やっぱここには魔法があるのか!」
(男性は自らの手を見て、目を見開きました)
「やっぱり兄さんのあれは魔法だったんだ!僕本物の魔法を見たんだね!」
「あぁまさか、魔法が実在するとは・・・・・・」
「ギャギャギャ・・・・・・」


(みなさん戸惑っている様子です。

 私のいた場所には魔法がある場所だったので、驚きはありません。

 しかし魔法があまり知られていない地があるとは思いもしませんでした。

 世界中で知られていると思っていたのに)


「この世界にはちゃんと魔力が存在しておる。じゃからここに住んでいる人たちは普通に魔法が使えるはずじゃがのぅ」
(確かに私も魔力の存在は関知しています。

 これならこの辺りに住む人は魔法を使うことができるはずですが、黒猫さんの様子を見るに彼の知る人は魔法が使えない様子)


「俺が住んでたところは魔法なんて空想上のものだったぜ?というかこれってやっぱり夢じゃないのか?」
(もしかすると、彼らはみな別々の世界からきたのかもしれません。

 そこには魔法がない世界も含まれる、ということでしょうか)


「ともかく詳しい話は落ち着ける場所でした方がいいでしょう。まずは町の扉を開けられるかどうか試した方がいいのでは?」

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