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Another fantasy ? 134 ?

「マオ君!」
 僕はオクトの元へと向かった。
 オクトはマオ君の攻撃によりかなり弱っているようだ。
 動きが鈍くなっている気がする。
 オクトの足や顔には所々焦げ跡ができ、怒っているようだ。


「おい!手!あいつの弱点は頭の上で光ってる脳だ!あれをやっちまえば大体の奴は動きが止まる!」
 もう打ち解けてきたのか人々は応援に回って、マオ君に声援を送っている。
 マオ君はオクトの頭周辺を飛び回り、隙をついてその大きな顔に、紫色をした魔力の固まりをぶつけていた。


 そして、声援が聞こえたのか、マオ君はオクトの頭を狙い始めた。 
 オクトの頭には赤い頭の中水色に淡く光る何かがある。
 それこそ奴の脳だろう。
 確かに脳味噌を攻撃されてしまっては、いくら大きなモンスターといえどひとたまりもないだろう。


 マオ君はどんどんその脳を狙って玉を打ち込む。
 そのうち一発が見事命中したが、奴を倒すことはできなかった。
 何やら堅そうなものに何かがぶつかる音が辺りに響き、声援がぱたりとやんだ。


 そして次の瞬間、オクトが叫んだ!
 それはなんと表現すればいいのかよくわからない声。
 キョエー!!とでもいうような高い声だった。
 その声だけ聞くとまるでふざけているようだけど、僕らは必死だ。


 というのも、僕らは今急いで逃げている。
 実は、オクトは海で暴れて、大きな波を起こしたのだ。
 マオ君は水に呑まれても大丈夫なようだったけれど、僕らはそういうわけにはいかない。


 さらに困ったことにモンスターが波と一緒に船に乗り上げてきたのだ。
 甲板には僕とマオ君を除き、傷ついた人だらけ。
 その人々だけで、奴らと対抗できる力はなかった。
 そこで僕らは一目散に逃げ出したというわけだ。


 幸い人々はオクトの攻撃が当たらないよう離れたところにいたから何とか、波やモンスターに襲われる前に逃げ出すことができた。
 しかし、何人かは足を怪我していて、うまく走れないでいる。


 それにキトンとブレイズはどうしたんだろう?
 僕は足を怪我した魔法使いの女性の元へ駆け寄りながらも辺りを見回した。 
 ブレイズやキトンの姿はない。


 魔法使いの彼女を支えて走ったけれど、他にも支えがいりそうな人はたくさんいる。
 僕の他に誰かを支えてあげられるような余裕のある人はほとんどいなかった。


 走りつつも振り返ると、数人こけたり、ひざを突いたりして、その場に残っていく。
 僕はその人たちを助けたかった。
 しかし僕は既に人一人を支えている。
 僕は軽い女性一人支えるので精一杯だった。

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