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RAINBOW STORY - 56 Rescue -

「あの、帰ってもらいますかね」
 私はとりあえず平和的に問題を解決したいので、お三方には丁重にお引取り願うことにした。


「いいよ~」
「……へ?」
 黒髪で片目の隠れた男の方から、笑顔の返事が返ってきた。


「ちょっと機械壊れちゃってさ。今日のところは一旦帰ることにするよ」
「それでは御免あそばせ」
「えー、僕まだ自己紹介してない……」
 黒髪の人の言葉に続いてゴスロリの方は手に持っていた傘でこつこつと床を叩き、魔方陣のようなものを出現させると次の瞬間消えていた。
 最後もう一人黒髪の人の双子みたいな人が何か言ったけど聞こえずじまい。


 なんだったんだ?
 あの人達。
 こんな大変な騒ぎを起こしておいてかなりあっさりと帰ってったけど……。


「フェ、フェザー? それにレイさん!!」
 すると私が呆気にとられている横で、フレアが大声を上げた。
 どうやら機械の中に入っていた二人に今まで気づいていなかったみたいだ。


 フレアは剣を構えて、機械に向かって突撃する。
 ところが何もないところでフレアは弾き飛ばされた。


「だ、大丈夫? フレア!」
 フレアに駆け寄るリリス。
 どうやらケガはないようだ。
 そして、後から駆け寄ってきたブラストさんやフラウは深刻そうな表情をしている。


「あちゃ、どうやら結界を解かずにあの人達帰っちゃったみたいだね」
 そんな様子を見ながらも青ポヨがのん気に言う。


「痛て。おい、そこの青いの、この結界どうやったらどうにかできるんだよ」
 のん気そうなポヨの態度に腹を立てたのか、フレアは少し眉間にしわを寄せながら言った。


「えっと……そうだね、君のその剣を貸してよ。その剣には何か封印がかけられてるみたいだから僕が解いてあげる。そしたら結界を解けるよ」
 ポヨはそう言う、フレアが少し躊躇いながらも差し出した剣を宙に留まらせる。
 そして、何やら呟くと剣が光に包まれた。
 が、すぐにその光は消える。


「はい、おっけー」
 どうやらさっきのあっさりとした光で十分封印は解けたようだ。
 もっと魔方陣とかを沢山出したりってすごい演出を期待してたんだけどな。


「……意外とあっさり……だな」
 フレアもちょっと間の抜けたような顔をしながらも剣を受け取った。


「お? 軽い!」
 すると木の枝を振るようにフレアは大きな剣を振り始めた。
 危ないけど、これはかなりのパワーアップだ……。


「それでね、アイル。君にはさっき渡したバッチで一緒に結界を壊してもらうよ」
「え、私も?」
 私は手に握っていたバッチを改めて見つめる。
 模様からはどんな力を使えるのか想像できないけど、なんだかすごく強い力を使えるような気はする。


「そのバッチは君が使えるように使えばいいから」
「使えるようにって?」
 ポヨの言葉はうまく理解できず、私はそう聞き返した。
 けどポヨはニコニコと笑みを浮かべたまま何も話さない。
 ……後でみっちり話を聞こうじゃないか。
 

 私はフレアと並んで機械の前に立った。
「じゃぁ準備はいいか? アイル」
 剣を構えフレアが聞いてくる。
 

 私は心を決め握っていたバッチに力を込めた。
 すると手から青いビーム状の光が出る。
 その光はバチバチと電気を帯びていた。
 さっき使った電気のバッチと似たような感じだ。
 威力は違うのだろうけど。
 私もそれを剣のように構え、OKと一言フレアに伝える。


「行くぞ!!」
「だりゃぁぁ!!」

>57話へ
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