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RAINBOW STORY ? 168 Facing with devil

 空にあいた穴のようなものに近づくにつれ、悪魔の数が増え、騒音が大きくなっていった。

 徐々に悪魔が私たちの存在に気づき始める。



「そろそろ戦わないと!」

 音操を見ると、彼も軽くうなずいた。

 上を見ると今にも悪魔が飛びかかろうとしてきたところだ。



 私はさっきのバッチを握りしめ、人差し指を飛んでくる悪魔に向けた。

 私の指から細い光の線が延び、悪魔を貫く。

 悪魔の中で光が炸裂し、一体が地面に落ちた。



 それで、他の悪魔の怒りに火がついたようだ。

 私と音操は背中合わせになり、大量の悪魔と対峙する。

 どうも今のことで、どんどんと他の悪魔たちも集まってきているようだ。



 私の頭の中でゲームで聞いたボス戦の曲が流れ始める。

「いくよ!」

「おう!」

 私は音操に一声かけ、手を上に伸ばした。



 親指でバッチを支え、他の指は空、悪魔たちに向けてのばす。

 すると四本の指、それぞれに光が宿る。

 私はねらいを定め、次々と悪魔を打ち落としていった。

 指を動かし、次々とねらいを変え、打ち抜く。

 光線が当たった悪魔は炸裂する光の餌食になった。



 音操は音操の方で、さっき使った音の刃を飛ばし、時折炎も使っているようだ。

 そしてある程度数が減り、辺りが落ちた悪魔だらけになったところで、私たちは少し先へ進む。

 背後には倒れた悪魔が積み重なり、とても見れたものではない光景が広がっていた。



「それにしても数が多いな!」

 音操がギターをかきならしながら言う。

 それのせいで、ひどく声が聞きづらいが私もどうにか返事を返す。



「だな!ちょっと違う戦い方を試してみたら?」

「そーする!」

 音操が頷く気配がし、私たちは再び立ち止まった。

 上空はまた悪魔たちに囲まれている。



 そして、音操はというと、本格的な演奏を始めた。

 聴いたことのない曲だけれど、きちんとしたメロディーの部分。

 思ったよりうまい。



 私は再びバッチで敵を打ち落としながら振り返った。

 すると、背後では曲にあわせて、雷が踊っている。

 まさにそう見えた。



 いろんな色をした細い雷がバリバリという音を立てながら、悪魔たちを貫く。

 私はすぐに視線を戻したものの、少し嫉妬ににたような気持ちが出てきた。



「こうなったら!」

 私は音操に聞こえないようにつぶやくと、ファイルを取り出し開いた。

 片手では相変わらず戦っているから、バッチをえり好みしている時間はない。

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