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RAINBOW STORY - 57 God of death and angel

「ふぅ、もう大丈夫そうです。後はゆっくり寝かせてあげればいいでしょう」


 あの後何とか機械を壊してフェザーとレイさんを救出した私達。
 そして、二人を保健室まで運び込んで、今、医療の知識もあるブランに診てもらったところだ。
 大丈夫だと聞いて私達はほっと胸を撫で下ろした。


 今、私とフレア達4人、それから青いぽよぽよと保健室から帰ってきたブランは、被害のなかった学生寮の、一室へ集まっている。
 それにしてもこの青いのは一体何者なんだろう?
 私がこの世界に来る時出会った奴は緑だったけどこいつは真っ青だし。


「で、みんな集まって、二人の無事も分かったところで早速なんだけどさ。お前は一体何なんだ?」
 私が聞こうとした先にフレアが痺れを切らしたようだ。
 私は開きかけた口を閉じる。


「ん~っとね、少し説明が難しいけど、まぁ、簡単に言えば世界の番人みたいなものかな?」
「世界の……番人?!」
 ぽよぽよの言葉に全員が聞き返した。


 なんだそれは。
 大体こんなテキトーなビジュアルの奴がそんな大それたポジションにつけるのか。
 ……この際見た目は関係ないかな。


「まぁまぁ、これからゆっくり説明するから黙って聞いていたまえよ。」
 ふんと鼻で息をすると、ぽよはまるで世間話でもするかのように話し始めた。


「千年に一度くらいにさ、たまにいるんだよね~、世界を丸ごと滅ぼそうとするやつがさ。で、僕はそれを阻止するための存在なわけよ」
 

 ……はぁ。
 これは大げさなのか普通なのか冗談なのか本当なのか分からない話だ。
 そんな簡単に世界が滅びるだのなんだの言ってていいの?
 というかそんなに簡単に世界は滅ぼすことができるものなの?
 それくらいぽよの口調は軽い。
 とりあえずまだ話は続くようなので黙って耳を傾けた。


「んでも、この体じゃ世界を守るにもうまく動けないわけよ。いい感じに戦うことができないし、一度に複数の場所で事が起こっちゃうとさすがに僕は一人だけだから困るしね。で、そういう困った時のために死神と天使っていうのがいるんだよ」


 ……つ、突っ込みどころがありすぎる!!
 というか、こいつなら分裂とかできそうな気もするけど、まぁそこは触れないでおこう。
 聞きたいところは多いけど「ま、まずその死神と天使というのは何すか」この質問が一番だ。


 そんなもの本当にいるの?
 いたとして一体どんなやつなんだ?
 こいつの手下にでっかい鎌持って黒いマント着た骸骨みたいのがいるとでも?


「あぁ、さっきも見たでしょ?」
 ぽよは私の後ろを見てくすりと笑った。


 後ろかぁ?! と思って慌てて振り返ってみたけど後ろに鎌持った骸骨はいなかった。


「……何やってんの?」
 ぽよのバカにしたような口調に私の怒りメーターは上がる。
 ちょっと後でシメてやろう。


「で……その死神とか天使とかいうのは何なんですか? 見たでしょ、といわれても心当たりはありませんけど」
 ブランの言う通りだ。
 そんなの見た覚えがない。
 そんな、私、天使や死神に付きまとわれるような人生送ってないし。
 まぁ、これからそうなるのかもしれないけど。


「まったく、これだから……」
 やれやれとぽよは顔を振る(たぶんこいつに体があれば大いに肩をすくめて、首を振っていただろう)。
 私の怒りメーターは再び上昇した。
 マジで後でシメる。


「死神と天使。レイさんとフェザー君じゃないか」

>58話へ
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