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Another fantasy - 156 -

 僕はニーアさんの家に帰り、先ほどメイルさんの家で知ったことを伝えた。
 ニーアさんはメイルさんとも知り合いのようで、よく彼女のノートを見せてもらうらしく、島のことについて先ほど見たノートと同じくらいの知識は持っているようだ。
 そこで、僕らはその先住民たちに会いに行くと言うことを伝えた。
 すると、ニーアさんは町の外に行くならしっかり準備をしなくては、と、弁当を作ってくれたり、僕のためにわざわざ作ってくれた白いローブを持ってきてくれたりした。


 しかし、前回のことでローブが汚れ魔法が使えなくなってしまったことを思い出すと、白いローブを一番上に着る勇気はなくなってしまったので、今まで島にいる間着ていた黒いローブの下に着ることにした。
 そして、剣も今まではローブの内側に、ベルトで止めていたけれど、これだといざというときすぐに剣を出せないので、ローブの上からベルトで止めた。
 背中に手を回せばすぐに剣を抜ける。


 そしてクイットもクイットで服を変えていた。
 ニーアさんがデザインし、制作したらしい、黄色いローブを身にまとい、見慣れない茶色いブーツを履いていた。


 こうして僕とクイットは、服を冒険仕様にきちんと着なおし、荷物をまとめた。
 こうしてニーアの家を出た僕らはクイットはキトン、僕とマオ君たちはデーダの家に町を出ることを伝えた。


 町を出た先はメイルの家で見た光景と変わらないものが広がっていた。
 見渡す限り草原で、ずっと遠くに森の緑が見える。
 とにかくあの森に向かって進んでいけばいい。
 見渡す限り特に何もなく、モンスターなど障害になりそうなものの姿もない。  
 のんびり歩いていこう。

 
 :


 森までの道のりがあと四分の一くらいになった。
 これまで平坦でつまらない道を延々と歩いてきたので、今や会話もない。
 今回バリアもきちんと起きていたので最初はクイットと二人うるさかったのだが、すっかり静かになってしまった。
 森が徐々に近づいてくる以外はほとんど変化がないし、モンスターがどこからか攻撃してくるかもしれないという緊張感もない。
 ここは何か現れてもすぐに見えてしまうのだ。
 僕は草原を一通り眺め回した。
 動くものはいない。


 しかし、そんなときだった。
 キョエーというか、クエーというかそんな甲高い鳴き声が辺りに響きわたり、前方に見える森が揺れた。
「なになに?!」 
 クイットとひのたんが驚いて身を寄せあう。
 バリアも何事かと、声を上げた。


「モンスターか?!」
 僕とマオ君は少し身構えた。


 変化のあった森の方を見ていると、木々の間から空へ黒い点がいくつも飛び出してくる。
 きっとあれはモンスター、羽ばたいているところから鳥型のモンスターだろう。
 こちらに気づいているのだろうか。
 とにかく用心しておいたほうがいい。


 僕は剣を取り出し、構えた。

2011年02月13日21時18分49秒
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