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Another fantasy - 157 -

2011年02月13日21時18分49秒


 空の太陽の光が大きく剣に反射する。
 すると、また甲高い鳴き声が聞こえた。
 やはりその声はあの鳥モンスターのもののようだ。
 奴らは宙でこちらに方向を変え、どんどんと向かってきた。

2011年02月13日21時18分50秒

「くるぞ!」
 僕はクイットとひのたんを背後に回す。
 しかし思ったより相手の数は多く、僕とマオ君二人ではどうにも分が悪い。


「戦いながら走ろう!ここじゃ袋叩きにされる!」
 僕らは森に向かってかけだした。
 背後からあわてたような足音が響く。


 僕は空を見上げ、相手の様子をうかがった。
 例の鳥型モンスターには羽が6枚、くちばしは鋭く、おなかの部分がふっくらと膨らみ、長い尾が風にたなびいている。
 どう見てもあれはラメロだ。
 メイルの家で見たあの映像と同じ。
 どうにもこの森にはラメロの巣がたくさんあるようだ。


「あいつらは火を吹いてくるから気をつけて!」
 ラメロのお腹の中には火を吹くための器官が入っているらしい。 
 だからぽっこりと膨らんでいるのだ。
 しかしある程度吹くと燃料切れになる。
 燃料切れになればお腹がしぼむので、それが目印だ。


 かなり有名なモンスターなので、クイットもこれくらいの知識は持っているんじゃないだろうか。
「火を吹く?!鳥が?!」
 どうも、クイットはラメロのことを知らないようだった。
(鳥が火ぃ吹くなんて道理に反してるでしょ!)
 バリアがわめく。
 道理に反しているからモンスターというんだ!


 仕方なく僕はラメロについての説明を手身近にしてあげたが、そうしてるうちにラメロはすぐ真上までやってきた。
「ラメロは光るものが好きなんだ。装飾品なんかはもちろん、歯、とか、特に目を狙われることがあるから注意して!」
 僕はついばもうとしてくるくちばしを剣で払いのけながら、森に向かって走り続ける。
 クイットは後ろでキャーキャーわめいていた。


「マオ君!」
 僕は頭上を指さした。
「合点っす!」
 マオ君が飛び上がり、彼の体の周辺に波紋のような濃い紫の輪が広がる。
 この紫の光は魔力の固まりだ。
 それにぶつかったラメロ達は甲高い鳴き声をあげ、僕たちから距離をあける。
 攻撃を食らったラメロの羽は所々焦げ、少し痛々しい。


「今のうちだ!急ごう!」
 僕はラメロがひるんだ隙に走るスピードを上げた。
 森に逃げ込めば、木々が邪魔をするので、ラメロ達は僕らを襲うのを諦めてどこかへ行くかもしれない。
 僕たちは急いで森へと駆け込んだ。
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